2020年東京五輪・パラリンピックの輸送の混雑を緩和するため、政府は通常のお盆休みから五輪期間中(7月24日~8月9日)を中心に夏季休暇を振り替えるよう首都圏の企業に協力を要請することを決めた。
選手や大会関係者の円滑な輸送のため、首都圏の混雑緩和は最重要課題で政府関係者は「期間中に休みをとってもらうのが一番効果的」と期待する。開幕2年前となる24日を節目として近く呼びかけを始める。
同じように大都市で開催した12年ロンドン五輪で200人以上社員のいる企業に大会期間中に夏休みをとるように呼びかけて混雑緩和に成功した例を参考にした。08年北京五輪では出稼ぎ労働者が強制的に帰省させられており、会場周辺の人口密度を下げる試みは過去の大会でも行われた。
政府は今年から一部の企業にヒアリングを始めており、経済界からも好感触を得ているという。合わせて大会ボランティアに応募するための「ボランティア休暇」の創設など、休みを有意義に過ごすための制度の整備も促したい考えだ。
東京五輪では要人が来日する開・閉会式は警備を厳重にするため、特に交通需要の抑制が必要となる。6月には20年に限って「体育の日」「海の日」「山の日」を式典の前後に移す法案が成立した。政府は昨夏から大会に向けITを活用し勤務先以外で業務を行う「テレワーク」なども試行している。【松本晃】
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00000006-mai-spo
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