プロ野球は17日からセ・パ両リーグともにCSファイナルSが開幕する。日本一を目指す戦いは大詰め。その一方で、来季に向けた戦いは水面下で始まっている。
ドラフトとともに注目を集めるのがFA市場だ。FA資格取得選手が権利を行使する場合、日本シリーズ終了の翌日から土・日・休日を除いた7日以内にコミッショナー宛に文書で申請。公示の翌日から、所属球団も含めて交渉が開始できる。
ただ、FA選手を巡る“争奪戦”はほとんどのケースでシーズン中からスタート。事前交渉は禁止されているため、各球団は水面下で調査を行う。
選手周辺の関係者などから本人だけでなく、家族の出身地や意向なども調査。他球団の動向もうかがいながら、条件面もそろえて即アタックできる準備を整える。
今季中に国内FA資格を取得したのはソフトバンク・柳田やロッテ・角中、巨人・沢村ら。中でもその動向に注目が集まるのは2年連続のMVP候補である広島・丸、パ・リーグ打点王の西武・浅村、オリックス・西など。
また、宣言した場合、人気を集めそうなのが日本ハム・宮西。今季は球界全体で中継ぎ左腕が不足している中、入団から11年連続で50試合登板。防御率1・80と安定感も抜群だ。FAでは経験豊富な捕手も獲得候補に挙がる傾向にあり、森の台頭で出場機会が減った西武・銀仁朗にも熱視線を送る球団がありそうだ。
FA制度が導入された93年から、権利を行使して国内移籍したのはのべ85選手。そのうち、最もFA補強に力を注ぐ巨人は昨年まで5年連続を含む、24人を獲得している。今年は動くのか。シーズン後の戦いも、目前に迫っている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00000080-dal-base
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