ソフトバンク王貞治球団会長(78)が、25日のドラフト会議で兵庫・報徳学園高の小園海斗内野手を1位指名することになった経緯を説明した。24日は東京都内のホテルで編成会議を行った。王会長は「とにかく今年は小園選手でいくということ」と表明。スカウト陣が小園の運動能力や、
肩の強さも含めた守備力、打力を高く評価したという。ソフトバンクは一塁手の内川が36歳、三塁手の松田宣が35歳など、内野の中心選手にベテランが多い。
全体の意思決定にあたって、王会長は「ウチは基本的にスカウトの評価優先。彼ら(スカウト陣)が迷っているときに、最後の最後なら、こちらが決めるっていうケースもあるけど。基本的にはスカウトの人の情熱っていうか、そういうものは優先してます」と説明した。
小園と同じ高校生の遊撃手で、ドラフト1位候補に大阪桐蔭高・根尾昂もいる。王会長は「実際、将来的にチームの戦力になる選手はどっちだと。前に柳田、秋山も迷ったところだけど。今回もそういったことで、根尾がダメというんじゃなくて」と過程に触れた。
ソフトバンクは2010年ドラフト2位で八戸大・秋山翔吾の指名を検討。ドラフト会議当日の席上、王会長が「一番飛ばすのは?」と尋ね、広島経大・柳田悠岐の指名に転じた逸話がある。
2015年に柳田はトリプルスリーを達成。西武3位で入団した秋山も同年、日本新のシーズン216安打を記録するなど、2人とも球界を代表する強打の外野手となった。王会長の話は、小園、根尾も甲乙つけがたい存在ながら、球団事情に基づいた判断基準で絞り込んでいった様子をうかがわせた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-00010011-nishispo-base
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