<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>中日ドラゴンズに負けない男がいる。連続登板機会敗戦なし188試合。すでに現役を引退した森監督付を担当する小林正人広報だ。
02年のドラフトで中日に入団。左の強打者へのサイドスロー左腕としてリリーフなどで活躍。阪神金本(現監督)、巨人阿部などのワンポイントなどでも名をはせた。
05年からの実働10年間で293試合に登板、11勝4敗、1セーブ、62ホールド。通算防御率2・90。先発登板は0。リリーフ一筋で、14年に現役生活を終え、球団職員として現在に至っている。
「イニング途中で出て、きっちり抑えると達成感がありましたね」。試合前に森監督が外野へ足を伸ばすと、ベンチ前で待機する。そんなとき練習に打ち込む後輩たちの姿に目を細めている。
連続登板機会敗戦なしの日本記録は235。「実は狙っていたんですよ」と打ち明ける。残り47試合だった。プロ入り以来、肩も肘も故障しなかった。しかし、世代交代の波にもまれ、ユニホームを脱いだ。
「負けている場面でも投げるから、黒星はつかない部分もありますが」と謙遜する。しかし、ワンポイントを含め修羅場を含めての188試合無敗は、輝いている。すでに引退しているから、今後、記録に黒星はつかない。投手への御利益がありそうだ。
ただし、注意点が1つ。マウンドに上がり続けた小林広報だが、現役中の打席数は「0」。打者への御利益は不明です。【中日担当=伊東大介】
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00289815-nksports-base
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