イヤホンで音楽を聴く機会が増えたことなどから、若い世代でも難聴になるリスクが高まっている。世界保健機関(WHO)では、世界の11億人が難聴になる可能性があると警告しており、現場の医師らも「イヤホンなどによる難聴の初期症状は分かりにくいこともあり、注意が必要だ。放置して聴力を失うと回復するのは難しい」と訴えている。(渡辺達也)
■自覚ない進行
東京都中央区の耳鼻咽喉科「日本橋大河原クリニック」に4月、20代の女性会社員が「おとといのコンサートで左耳が聞こえにくくなり、耳鳴りもする」と訪れた。コンサート会場では、女性の左側に大きなスピーカーがあり、大音量で耳が痛くなったという。女性はビタミン剤などを処方され、1週間程度で完治した。
このように、急に聞こえが悪くなる一過性の難聴は症状が分かりやすいが、クリニックの理事長、大河原大次さんは「イヤホンなどで大音量の音楽を聴き続けている場合、少しずつ聞こえが悪くなるので気付きにくい」と指摘する。
WHOは2015年、世界の中所得国以上で暮らす12~35歳のうち、およそ11億人が難聴になる危険があると発表した。理由は、同年齢の半数近くがスマホなどを使い、イヤホンで大音量の音楽を聴いているためだ。
日本補聴器工業会では、12年と15年に、あらゆる世代の約1万5000人を対象に、難聴に関するアンケートを実施した。その結果、14歳以下で難聴と自己申告したのは、12年は0.6%だったが、15年は1.5%に増えた。
長時間、大きな音を聞き続けている危険性について、国際医療福祉大学病院(栃木県那須塩原市)の耳鼻咽喉科教授の中川雅文さんは、「片道1時間強の新幹線通勤で、耳を窓にくっつけて寝ることが習慣になった結果、難聴になった人もいる」と話す。
■連続1時間聴かない
イヤホンを使って大音量の音楽などを聴くリスクは、中高年でも変わらない。
電車内などは騒音で音を大きくしがちだが、中川さんは「最大音量の60%以下にすること、1時間以上連続して聴かないこと」をアドバイスする。ライブハウスでスピーカーが目の前にある場合は耳栓をすることも必要だ。
大河原さんは「耳鳴りがして聞こえにくい、または小さい音が響いてうるさく感じる、耳がつまってふさがった感じがするなどの場合は、耳鼻科を受診して」と話す。
中川さんは「耳は消耗品で、聞いていい音量と時間には限界がある。長持ちさせるには、大音量で音楽に接しないよう意識することが大切だ」と呼び掛けている。
■耳の負担抑える商品も
耳への負担をなるべく抑えるイヤホンやヘッドホンも登場している。
ビックカメラ有楽町店(東京都千代田区)では、外の雑音を消す「ノイズキャンセラー機能」のある商品も多く並ぶ。売り場担当の桝井一樹さんは、「小さな音量でも音楽を楽しめます」と話す。
また、耳をふさがず、骨伝導などで音楽を楽しめるイヤホンも耳にいいとされる。ただ、音漏れしやすいなどのデメリットもあり、使うときは周囲に配慮したい。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180525-00050011-yomidr-sctch
みんなのコメント
目もいっちゃってるし大変や。
耳が聴こえない方と同じになってしまうから!
煙草じゃないけど、外のイヤフォン、特に公道、駅での使用を禁止して欲しい!
少し慣れるとノイズの中から信号を聞き分けられるようになるが、あれは高域の感受性の劣化によるもの。
またこういう人はマイクに向かってやたら大きな声で喋る。
これも難聴の典型的症状。
で、イヤホンで難聴になって補聴器でイヤホンってか?
脳に支障があるという話になってくるまでは、誰も気に留めないと思う。
パソコンのドライアイがいい例だろうね。
パソコンもだけど音量の50%以上って使わないなぁ
イヤホン、ヘッドホン、スピーカー全てに言えることは、良い音を聴きましょう。
低音重視が好きな方も多いと思いますが、低音って耳への負荷が大きいそうです。
お気に入りの曲ひとつ良いです。左右逆にしてみて下さい。聞こえない又は聞こえる音があるはずです。
私の耳は右側が大きく聞こえる。しかし、左耳が若干高音まで聞こえる。こんなんで遊んでみるのも有りかな?と思います。
いるが、以前は頭に来ていたが、将来、困るのは当の本人
だからとざま-みろですね!
だいぶ以前から難聴なる話は聞いておりましたので・・・
何これ、こわい。片道1時間以上の埼玉県民。耳栓すれば防げるの?家できくと結構な音量なのに、外だと全然聞こえないのは電車内が結構な音量だからだよね。
極端な使い方ではなく通勤中とかそこそこ普通に音量や音漏れを気にしながら利用は大丈夫なの??
もう20年はイヤホン使ってます
周りの雑音や映画の破裂音等が苦手なのでカナルタイプのイヤホンは耳栓替わりになるしたくさんの音量必要ないので毎日使ってます…
小音量で音楽聴きながら寝るし
そういうのもだめなのかな…?
隣人や上、下の階が足音やドンドンしてるからとかだそうです。
それに身内で何かしら何かあれば舌打ちする人がいるので
舌打ち嫌なので こちらはイヤホンしています。
もちろん音は小さめですよ。イヤホン良くないのはわかってるんですけどね。 自転車乗ってイヤホンしてる人は危ないのでは?って思いますが。
うっとおしいから常に音量小さめ。それとノイズキャンセリング使ってるからそれでも聴こえるんだけど人の声はあまり相殺してくんないんだよね。
一番電車ん中で耳障りなのは話し声なのに。
危険と感じないのか
ノイズキャンセリングイヤフォンを常時使っています。
音楽はかけません。
電車の騒音等の騒音ストレスはだいぶ減りました。
耳は大事にしましょう。
テレビを見てる時、音小さくない?と家族にしょっちゅう言われます。
駅ホームに降りてから喋れよ。
毎回検査して確認してダメで、ビタミン剤を処方される程度。
早期治療が大切だとは言われるけれど、方法が無いようだけど。
小さい音量で充分聞こえるし。
最大で30まである音量のうち、13くらいで聞いてます。
音漏れしないようにしてほしい。。。。
いいもの使うかボリューム絞るかするなりしてほしい。。。。
なんで迷惑かけられたほうが
わざわざ聞こえないところまで移動しなきゃいけないの?
安全帽(プラスチックの帽子)、安全靴(現場によって基準が違うけどつま先や足裏に強化樹脂や鋼板入)、グローブ、安全メガネ、そして耳栓。現場にも『耳栓着用』のパネルが山ほど貼ってある。
自分は耳栓だけは自前。支給品でも十分うるさいから。
現場でコミュ不可避な人(品質パトロールや管理職)が耳栓をしてなかったばかりで、騒音性難聴、まだ40代なのに静かな部屋で
「え?」「もっかい」
と80代と思うようなリアクションをされることがある。
目が見えないのは本当に不幸だと思うが、耳が聞こえないのも不幸だ。
音量の妥協点(「上下左右の部屋がうるさい」とか、「この音楽はこれぐらいの音量じゃないとね」)、とか人によって基準が違うから難しいが。
ともかくガンガン脳に響く音量で音楽聴けば数年で難聴にはなるだろうな。
最近はめんどくさいので、難聴になって可哀そうに。と思う様にしています。
以前、隣に座っている人に「音を下げて」と注意をしたら、その人ではなくて、2つ隣の人が原因だった、ってことがありました(^^;)
最近はヘッドホンしないで電車に乗ると、電車の音があまりに大きくて、耳が軟弱になっているなとは感じますが…それも良いことではないのだろうとは思いますが。