マンハッタンの最先端ジムの有名トレーナーからインディアナポリスにあるNational Institute for Fitness and Sport(NIFS)、アメリカ陸軍の体力テストまで、昔ながらの腹筋運動の評判は落ちる一方。
かつてはトレーニングの基本として欠かせなかった腹筋運動だが、科学的な研究で、ウエストを細くすることもなければ、お腹の脂肪を落とす効果もないことが分かった。また腹筋の強化あるいは柔軟性の維持、長距離走のための体力づくりにも最適な方法ではない。
アメリカ陸軍は、体力テストの一つとして数十年間行われてきた「2分間の腹筋運動」を2020年末までに徐々に廃止し、代わりに兵士の戦闘即応力の向上により有効なもの、具体的にはデッドリフト(床に置かれたバーベルを直立姿勢になるまで持ち上げる)、パワースロー(重さ約4kgのボールを背後に向かって遠くまで投げる)、ドラッグ&キャリー(重さ40kgのそりを引っ張った後に、約18kgのダンベルを両手に1個ずつ持って走る)などを採用すると発表した。ワシントン・タイムズが伝えた。
NIFSのトレーナーで、運動生理学者のトニー・マロニー(Tony Maloney)氏は、この変化を歓迎している。
「私は昔ながらの腹筋運動があまり好きではない」と同氏は2018年5月、Business Insiderに語った。
「背中を痛めてしまう可能性があるから。特に不適切な方法で行った場合はなおさら」
専門家が勧める、腹筋をより強く、より柔軟にする9つの方法を見てみよう。
(※全画像は記事上部のリンクからご覧になれます)
有名フィットネストレーナーのアンナ・カイザー(Anna Kaiser)は、多くの人が昔ながらの腹筋運動(仰向けの状態から上半身を起き上がらせる)を誤った方法で行っており、その方法だとかえってお腹が出てしまうと語った。
「(昔ながらの)腹筋運動だと、腹筋を押し出してしまい、下腹部がますます出てしまう」とカイザーは先日、Business Insiderに語った。
ポイントは、腹横筋を引き締めることとカイザー。腹横筋とは、胸郭と腰の間にあるインナーマッスルのこと。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00010004-binsider-sctch
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