運航が再開した新千歳空港では7日朝から、スーツケースを手にした大勢の利用者が国内線へと続くエスカレーターや空港施設の外に並び、大混雑となった。
午前10時に航空会社がカウンターでの対応を始めると、払い戻しや予約の変更などで利用者が殺到した。「いつまで並ばなければならないんですか」と職員に詰問する旅行者もいた。
友人と遊びに来ていた大阪府枚方市の会社員の男性(51)は6日に戻れず、滞在を1日延ばした。「飛行機が飛んでくれるといいですが」と力なく話した。
再開後初めての飛行機が7日午前10時50分頃、成田空港から到着。札幌市内の実家に帰省する千葉県船橋市の会社員の男性(25)は、
「到着できて良かった。両親の無事は確認できていた。友達にはこれから連絡を取りたい」と話した。
国土交通省新千歳空港事務所によると、国内線は7日に再開したが、通常の6割程度の運航本数にとどまっている。国際線は再開のめどがたっていないという。
羽田空港からは同日午前9時50分頃、新千歳に向けた第一便が離陸した。出発ロビーにはキャンセル待ちの客を呼び出すアナウンスが頻繁に流れ、航空会社のカウンターには、航空券を求める行列ができた。
ハワイで行われた長男の結婚式に夫婦で出席した札幌市中央区の女性(58)は、前日夜は空港近くのホテルに宿泊した。「やっと帰れる。家がどうなっているか心配。食料品が不足していそうなので、食べ物と飲み物を買って帰ります」と不安そうに荷物を抱え、搭乗口に向かった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180907-00050092-yom-soci
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