シリアで拘束されて約3年4カ月ぶりに解放され、25日夜に成田空港に到着したフリージャーナリスト、安田純平さん(44)。
空港で対面した妻で歌手の深結(みゅう)さんは会見し、「多くの方にご迷惑をかけて本当に申し訳ない。本当にありがとうございました」と涙を浮かべて感謝を述べた。
深結さんは「無事帰国することができました。可能な限りの説明をする責任があると思っています。折を見て対応します」との安田さんからのメッセージを読み上げ、今後、病院で診察を受ける予定だと明かした。
空港内で安田さんと顔を合わせた際には「おかえりなさいと言って抱きしめた。本人は照れていたが笑顔だった」。
かなりやせていたが、同席した安田さんの両親が渡したおにぎりときんぴらごぼうをうれしそうに食べたという。
深結さんが、ジャーナリストとして戦場での取材を続ける意思があるかを問うと、安田さんは「今は何も考えられない」と回答したという。「温かい布団で眠ってほしい」。深結さんは涙ぐんだ。
一方、安田さんは帰国途中の航空機内で共同通信の取材に「拘束後は虐待としか言いようがない状況だった。暴力を受けていた」と明かした。
「生活を取り巻く全ての環境が、拘束した彼ら次第でひどくなった」とし、「半年以上も水浴びをさせてもらえなかったり、缶詰をもらっても缶切りをもらえなかったりした」と打ち明けた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00000616-san-soci
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