「国会の爆弾男」こと、日本維新の会の足立康史衆院議員(53、比例近畿)が、また“巨大爆弾”を投下した。生コン業界の労働者でつくる「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」(関生支部)の摘発が相次いでいる件をめぐり、立憲民主党の辻元清美国対委員長(58、大阪10区)の関与を示唆するような発信をしたのだ。辻元氏は完全否定しているが、因縁バトルが激化しそうだ。
《23人です。辻元清美氏が警察に影響力のある大物政治家に頼み込んで、警察等に働きかけていると、与党代議士からうかがいました。辻元さんも必死です》
足立氏は28日、こうツイートした。
関生支部絡みの事件をめぐり、ある投稿者が《一団体から16人も逮捕者が出ていて、なぜ報道されないのか。仁侠の組だって報道される。関西生コンはタブー(皆さん知っているが公言できない)なのか》などとツイートしたことに応じたものだ。
確かに、滋賀県警と大阪府警が7月以降、恐喝未遂や威力業務妨害などの容疑で逮捕した関生支部の幹部や組合員は計23人に上る。
それにしても、国会議員が実名で、他党幹部について「警察等に働きかけている」と書き込んだ衝撃は大きい。一体、「大物政治家」「与党代議士」とは誰なのか。
夕刊フジは、臨時国会で本格論戦がスタートした29日、足立氏を直撃した。
足立氏は「情報源なので(大物政治家などの実名は)言えない。『際どいな…』とは思ったが、私が聞いた人の立場などから『信用性が高い』『これは真実だ』と判断し、実名を挙げた。辻元氏には説明責任がある。野党だからと、見逃すわけにはいかない」と語った。
辻元氏と関生支部の関係については、インターネットサイト「AERAdot.(アエラドット)」に8月末に掲載された、週刊朝日の「辻元清美議員に“ブーメラン”? 生コン業界の“ドン”逮捕で永田町に衝撃」という記事(オンライン限定)が、注目を集めた。
足立氏の“衝撃ツイート”に、辻元氏はどう対処するのか。夕刊フジは29日、辻元氏にも直撃取材した。
辻元氏は「(足立氏の発信は)「事実じゃない!」と不快感をあらわにした。足立氏を名誉毀損(きそん)などで訴える可能性について聞くと、「(足立氏が)何を言っているのかよく分からない」と2、3回繰り返した。
実は、2人は別の案件でも“バトル”を繰り広げていた。
足立氏は昨年3月、学校法人「森友学園」の国有地取得疑惑をめぐり、辻元氏の名前を国会で出していた。
民主党政権時代、大阪府豊中市が隣接する同規模の国有地(約14億円)を約2000万円で取得したことを問題視したものだ。辻元氏は夕刊フジの質問状に「一切関与していない」と回答している。
今回の“因縁バトル”はどうなりそうか。
足立氏は「仮に裁判で訴えられても負けない」と豪語しているが…。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000013-ykf-soci
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