ネット上で目を疑うような動画が拡散している。栃木県足利市の「セブンイレブン」の店長が、女性客に卑わいな言動をおこなっているものだ。
店長は自らのズボンのチャックの間から手を出したり、ズボンの中に入れた手でレジ袋を触ったりしているほか、卑わいな言葉を口にしている。
21日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ)などの報道によると、動画は9月17日午前2時頃にセブンイレブンを訪れた20代の女性が撮影したものだ。
店長は女性客の胸をめがけて手を伸ばし、恐怖のあまり外に出た女性を追いかけてきたという。近所の住人の間では「変態セブン」と呼ばれていたとの証言も複数、報じられている。
●「迷惑防止条例」違反になりうる
このような店長の言動に、法的な問題はないのか。
冨本和男弁護士は「栃木県の迷惑防止条例に違反する可能性があります」と指摘する。
栃木県の迷惑防止条例3条には「何人も、公共の場所又は公共の乗物において、他人に対し、みだりに次に掲げる行為をしてはならない」と規定されている。ここにいう「公共の場所」とは「道路、公園、駅、興行場、飲食店その他の不特定かつ多数の者の用に供される場所」(同条例2条)をいう。
つまり、コンビニも「公共の場所」にあたりうるということだ。
「店長の言動は衛生的に問題でもありますし、栃木県の迷惑防止条例が禁止する『性的羞恥心を著しく害し、又は不安を覚えさせるような卑わいな言動』(同条例3条4号)にあたりえます」(冨本和男弁護士)
なお、セブン&アイ・ホールディングス(東京都)の広報担当者は、「お騒がせしております。拡散している動画が事実であることは確認しています。本部としては、厳正に対処していきたい」とコメントした(9月21日15時)。
その後、「オーナーから(フランチャイズ契約の)解約の申し出がありました。お店は一旦、休業して、運営形態を新しくし、再オープンする予定です」(9月21日17時)とした。
【取材協力弁護士】
冨本 和男(とみもと・かずお)弁護士
債務整理・離婚等の一般民事事件の他刑事事件(示談交渉、保釈請求、公判弁護)も多く扱っている。事務所名:法律事務所あすか
事務所URL:http://www.aska-law.jp弁護士ドットコムニュース編集部
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00008585-bengocom-soci
みんなのコメント
コンビニオーナーなんてやるもんじゃない。人手不足による激務で思考崩壊しようが本部は放置。明らかに精神が壊れているオーナーに平気で店舗運営まかせてるんだから。あのオーナーが生粋の変人なら救いはないが、なぜ止められなかった?