28日午前9時過ぎ、神奈川県・横須賀市の職員が「行政代執行開始宣言」を行った。
その対象は、“ゴミの要塞”だ。家主の母「もともとは奇麗好きだった」
去年9月の取材時、住宅街の一角に積み上げられた、おびただしい数のゴミ袋は、一軒家を取り囲むように置かれており、家のすぐ隣に停めてある車も埋もれてしまうほどだ。近隣住民:
臭いがすごいですよ。ハエとかネズミとか。通行人は息を止めて通る状態。ゴミが放つ悪臭に、周辺住民は大迷惑しており、そこを通る郵便配達員も思わず、鼻と口をふさぎ、苦悶の表情で通り過ぎていく。去年9月の取材当時、家主に話を聞いてみたところ…
家主:
いつもはこういうふうにはなってないですからね。それだけは誤解しないでほしい。片づけてまとめやすくするために、こうやって集めてるんですよ。それ分かりますよね。家主はあくまでも、片づけるためと主張していた。しかし、近所のマンションで勝手にゴミ箱のふたを開け、ゴミを物色し、そのまま持ち帰る姿が目撃された。数年前から始まったという、こうしたゴミ集めについて、取材に応じた家主の母は…
家主の母:
もともとは奇麗好きでしたよ、几帳面な性格。もともと物を集めるのは好きでしたよ、何でも。注意はしますよ、年中してる。「自分でも悪いと思ってる」と言ってます。他人の家の物置にゴミを保管
しかし、家主のゴミ集めは一向に収まらず、市は再三にわたって注意をした。そのためか、今月半ばには、去年に比べてだいぶゴミが減っていた。家の隣でゴミに埋もれていた車も、ほぼ全体が見える状態になっていた。反省したのだろうか。
ところが先週金曜日、市の職員が家の状況を確認しに来た時、驚きの事実が発覚した。
近隣住民によると、男性はなんと他人の家の物置の中にまで、ゴミを溜め込んでいるという。その家の物置小屋を見せてもらうと、中には大量のゴミ袋が入れられていた。
物置にゴミを入れられた住民:
うちのものは何もない。あの辺の人が、みんな電話をくれるの。(ゴミ屋敷の主人が)入ってくよ、入ってくよって。その後、度重なる警告にも従わなかったことから、ついに行われたゴミ撤去のための行政代執行。
執行前、家主に「どうして片づけを行ってこなかったか」「周辺の方にはどんな思いか」取材したところ、家主は終始無言を貫いた。引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00010006-fnnprimev-soci
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