スルメイカのシーズンを迎え、石川県能登町に入港した漁船が、冷凍したイカを次々と荷揚げしています。
ところが水揚げ量は過去最低だった去年をさらに下回っていて、北朝鮮の漁船による違法操業が大きく影響しているとみられます。
26日朝7時半、能登町の小木港でイカを荷揚げする福岡県の第二十一宝生丸。小木港では連日、中型のイカ釣り船が入港し、船内で冷凍したスルメイカを積み下ろしています。
しかし、1隻あたりの水揚げ量は60トンから80トンほどで、過去最低だった去年を3割ほど下回る深刻な状況…。
実は、能登半島沖の好漁場「大和堆」付近で続く、北朝鮮の漁船による違法操業が大きく影響しているとみられているのです。
第23宝来丸入口船長提供の映像では、日本海で操業する漁船の位置が把握でき、黄色や青で記された北朝鮮の船が「排他的経済水域」EEZの境界線を越えて、漁を行っていることが明らかです。
EEZ内に侵入した漁船には、水産庁や海上保安庁の取り締まり船が退去するよう警告しますが、数が多く手に負えないのが現状です。
石川県漁業協同組合小木支所
神谷洋志郎総務部長:「EEZ内に北朝鮮の船が多数違法に操業している。もうこのままではイカ釣り漁業者が立ち行かない。大変な思いを持っています。通常の操業が出来て安全に暮らして行けるような生活を守って欲しい」
漁業者からは警告や放水だけでなく、拿捕や船の没収など、国の毅然とした対応を求める声も上がっています。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00000389-ishikawa-l17
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