訪米中の安倍晋三首相がトランプ米大統領との23日夜(日本時間24日午前)の夕食会後、ニューヨーク市内で記者団に語った発言の要旨は次の通り。
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トランプ大統領と約2時間半にわたって2人だけで夕食を共にした。いつものように大変くつろいだ雰囲気の中で日米関係だけではなく、国際社会のさまざまな課題について率直に突っ込んだ意見交換ができた。
特に北朝鮮問題については、6月の歴史的な米朝首脳会談によって生まれた機運をさらに力強いものとし、朝鮮半島の非核化に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致した。
重要な拉致問題については、出発前に拉致被害者家族会の切実な思いについてお話をうかがい、皆さんのメッセージをトランプ氏に伝えた。
トランプ氏は身を乗り出して熱心に耳を傾け「自分からも日本の考え方を強く金正恩朝鮮労働党委員長に伝えた」との言及が改めてあった。
拉致問題の解決のために米国をはじめ国際社会と連携し、次は私自身が金委員長と向きあって、一日も早い解決のためにあらゆるチャンスを逃さないという決意で取り組んでいく。
通商問題については、日米間だけではなく、さまざまな米国の通商に関わる話について、率直な意見交換ができた。
日米間の通商、投資、貿易などの課題、FFR(閣僚級通商協議)について大変建設的な議論ができた。この後、茂木敏充経済再生担当相とライトハイザー米通商代表の会談があり、それを踏まえ、26日(日本時間27日)に再び首脳会談で話をする。
(トランプタワーの)トランプ氏の私室で会い、食事の前に「こちらの方がゆっくりした雰囲気で話せるだろう」ということで30分ほど話をした。その後、居室のバーで食事をした。(ニューヨーク 田北真樹子)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000560-san-pol
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