ハロウィーンの騒乱から一夜明けた東京・渋谷で1日、渋谷区、民間企業、地元住民ら約500人がJR渋谷駅周辺でごみ拾いを行った。
昨晩から早朝にかけてコスプレした若者や酒に酔った男女らでごった返したセンター街などは整然としており、日常を取り戻していた。
開始前に壇上であいさつした長谷部健区長は午前5時に渋谷駅周辺を歩いたことを明かし「既に多くのごみが拾われていて、いつもの朝よりきれいな状態だった」と自主的なボランティア活動をしている人たちに感謝。
軽トラックを横転させる暴挙が発生し、痴漢や盗撮など無秩序状態になっていることについては「これだけ街が荒らされたということだからしっかり対処していく」と強調。
「楽しんだ人もいたが、不快だったり、寂しい思いをした人もいた。国際都市として、にぎわいと安心・安全を両立させていくことが課題だ」と述べた。
長谷部区長は「騒ぎに来ている群衆に渋谷区民はほとんどいない。それにも関わらず清掃に関わる費用などに住民税を充てるのはどうかという意見もある」と説明。
騒乱や散乱するごみで「街が汚された」と憤る区民の声も耳にしており「今年は怒りを持ってごみを拾っている人が多かった」とも語った。今後は早急に対策を講じざるを得ない事態とあって、来年度の予算編成にはハロウィーン対策を盛り込む考えを示した。
区は繁華街から離れた代々木公園に群衆を誘導して混乱を回避する案や、公道の一部を使って有料イベントにする案などの対策を検討。
公園の夜間使用や、イベントを有料化した場合の参加者の整理など課題は山積で、長谷部区長は「しっかりまとめて、この危機を乗り越えて“ちがいを ちからに 変える街”渋谷区として発展していきたい」と決意を述べた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000109-spnannex-soci
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