海部観光(徳島県美波町)の阿南発大阪行き高速バスで6月12日、50代の男性運転手が同乗する指導員の指示に逆上して運転を途中でやめ、淡路島南パーキングエリア(PA)に停車したまま乗客17人が約1時間待たされていたことが分かった。四国運輸局は5日、同社と、運行を担っていた関連会社に10月24日付で文書警告の行政処分を行ったと発表した。
同社や運輸局によると、運転手は入社したばかりで、高速道路を走行中に低めのギアで走っていたため50代の男性指導員がギアを上げるよう指示した。
しかし従わず、同PAに入った後、運転を拒否した。指導員は運転する際に必要な健康状態などのチェックを受けていなかったため代わりに運転をせず、乗客は約1時間後に同PAに到着した大阪行きの後続便に乗り換えた。
運転手は県内外のバス会社で運転歴があった。問題のあった2日後に退職した。
運輸局は乗客からの苦情を受けて監査を実施し、安全などに関する講習を運転手全員に受けさせていなかったとして、処分を決めた。海部観光の打山昇会長は「二度とこのようなことが起こらないよう注意し、信頼回復に努めたい」と話した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181106-03121789-tokushimav-l36
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