厚生労働省の残業時間が中央省庁の中で最も多く、5年連続ワースト1位になったことが25日、17の労働組合でつくる「霞が関国家公務員労働組合共闘会議」が公表した調査で分かった。同省労働部門で働く6割が「過労死の危険を感じたことがある」と回答しており、「働き方改革」を進める司令塔の過酷な実態が明らかになった。
同会議は平成29年の1年間の残業実態についてアンケートを実施し、約2000人が回答した。厚労省の厚生部門の月平均の残業が53・8時間で1番多く、同省の労働部門は2番目の49・1時間だった。
同省労働部門では、約7割が「休日出勤がある」とし、8割以上が「残業手当に不払いがある」と不満を表している。
残業時間の全省庁平均は33・0時間(前回比1・1時間減)で、「過労死ライン」とされる月80時間以上の残業が6・3%(同0・2ポイント減)。
要因は「業務量が多い」が57・0%で最も多く、次いで「(答弁書作成など)国会対応」(30・2%)、「人員配置が不適切」(28・2%)と続いた。過労死ラインを超える残業をしている職員の4割が「国会議員の質問通告が遅い」など国会対応を挙げている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00000535-san-soci
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