新潟県新発田市の市立中2年の男子生徒=当時(13)=がいじめを苦に自殺した問題で、生徒の父親と弁護士が5日、新潟市内で記者会見し、新発田市教育委員会が設置した第三者委員会の報告書に
「いじめと自殺に因果関係があると推定される」という内容があることを明らかにした。父親は「驚きと悔しさ、無念でならない」と心情を語った。第三者委は同日午後、同市教委へ報告書を提出する。
父親によると、同市教委側から受け取った報告書には、多くの男女生徒から悪口などのいじめを受けていながら、
教師が見逃していたことが記載。いじめの兆候とみられる言動などを家庭に伝えなかったことを問題視した上で、再発防止策として教員の意識改革や増員などを提言しているという。
会見で父親は「私らが気づいてあげられなかったこと、数名の生徒からいじめをうけていたことが悔しい。学校から報告があれば対処できたのではないか」と話した。
報告書を受け取った後、死亡した生徒の墓前で「これが終わりじゃない、これからだよ」と伝えたという。
また、報告書ではいじめに関わった男女生徒らの名前が明らかにされておらず、実名の表記を求めた。
生徒は昨年6月25日早朝、自宅敷地内の作業小屋で首をつっているのが見つかった。同市教委のこれまでの調査では、生徒へのいじめを確認。生徒が担任に相談をしていたにもかかわらず、学校側への報告を怠っていたことも判明した。
第三者委は昨年7月から、いじめと自殺の因果関係などを調査していた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000540-san-soci
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