従軍慰安婦問題の記事を「ねつ造」と雑誌に書かれて名誉を傷つけられたとして、元朝日新聞記者の植村隆氏がジャーナリストの櫻井よしこ氏と出版社を訴えた裁判で、札幌地裁は植村氏の訴えを退けました。
この裁判では、植村氏が、1991年に書いた元慰安婦の記事について「ねつ造ではない」と主張し、櫻井氏と出版社3社に1650万円の損害賠償などを求めています。
これに対し、櫻井氏や出版社の側は「勤労奉仕の女性を指す女子挺身隊と慰安婦を結びつけていて日本が強制連行したと報じた」などと反論しています。
9日の判決で札幌地裁は、「櫻井氏の論文に示されている事実や意見、論評の前提部分は、いずれも真実か櫻井氏が真実と信じる相当の理由がある」とし、原告の訴えを退けました。
判決を受け植村氏は、控訴する考えを示しました。「悪夢のような判決でした。不当な判決を高等裁判所でぜひ打ち砕いて、私がねつ造記者ではない、ということを法廷の場できちんと証明していきたい」(元朝日新聞記者・植村隆氏)
櫻井氏側は、「裁判所の判断は証拠に基づく当然かつ適切なものと思う」とのコメントを発表しました。
北海道放送(株)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00000013-hbcv-hok
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