23日の八尾市議会。ここで、問題になったのが。
【八尾市 田中ゆう子議員】
「今、重大な事態が起きています。休園を避ける、このための努力と決意を語ってほしい」市内にある認定こども園のひとつが来年4月から休園し、約160人の子供たちが通えなくなるというのです。4月まで、半年を切る中での事態に保護者は…
【こども園の保護者】
「いきなりの休園連絡だったので、あきらめるしかない。何もできない状態」
「もっと子供の声を大切にしてくれたら、子供も保護者も安心していられるのに」なぜこんな事態になったのか?発端は、保育園職員の男が逮捕されたことでした。
強制わいせつの疑いで、今年8月逮捕・起訴されたのは八尾市内のこども園職員 和田敬之被告・30歳。和田被告は自らが勤めるこども園で、去年の夏、プール終わりで全裸の女の子の体を触り、わいせつな行為をした罪に問われているのです。
子どもたちをあずける保護者は…。
【こども園の保護者】
「うちの子はキスですね、自分で目を隠して舌を出して…それを敬之先生がぺろぺろ舐めるっていうキスらしいです」「うちの子は悪いことともわかっていません、お砂場で遊んだよっていう感じの言い方です」
「保育園が安心して子どもたちをあずけられる環境になって欲しいです」
「子どもがトラウマなって、大きくなった時に、思い出したりするのがこわいんで、直接は本人には聞けないです」
当初、園は「わいせつ行為」を否定していましたが、事件を受け保護者向けに行われた説明会のなかでは、保育士たちが涙ながらに「和田被告の行動を不審に思っていた」と声をあげました。
【保育士】(※8月の保護者への説明会で)
『私は去年の7月、プールでの出来事をみました、それは後ろから拭いてあげてるとか、そんなものじゃありません』
『守ってあげられなくて、すいませんでした』この状況に和田被告の母親でもある副園長は…。
【こども園の副園長】(※8月の保護者への説明会で)
『私に言って欲しかったです。先生とはちゃんとコミュニケーションをとってきたはずなんですけど、いまのですごい自信なくしました』【保護者】
「我が子がそういう行為を もしされていたら、どう思われますか?」
【副園長】
「ビックリですね」
【保護者】
「サイテーだよ~」
【弁護士】
「ちょっと整理させてください」一方、和田被告の弁護士は取材に対し『強制わいせつの事実は確認できない。また、事実でないと言える証拠もある』と答えています。そんな中、10月になって突然明らかになったのが、「来年度からの休園」でした。
事件の発覚を受けて現在30人いる保育士全員が退職の希望を出していて、来年度以降、『認定こども園の基準を満たせなくなる』というのです。
保護者によると、来年度以降も保育が必要な園児160人が、転園を余儀なくされることになり、八尾市が現在、代わりに受け入れる公立保育所を検討しています。
23日、その休園について初めて議会で追及の声が上がりました。
【八尾市 田中ゆうこ市議】
「認定こども園の休園があるとしたら大変な問題です。休園を避ける、このための努力と決意を語っていただきたいと思います」【八尾市 平野佐織副市長】
「保育の保証されることについては、いま鋭意努力させていただいているし、保護者にも説明しているなかなので、ご指摘いただくまでのことではないと思います」【園の存続を望む保護者】
「今の場所を使った方が、子供たちの心が安心して通えるんじゃないかなと思うので、その辺を市役所はもっと考えてくれないのかなと」「こどもらが今の保育園の居場所があるのに、なんで子どもが出ていかないといけないのか、よくわからないですけど、もっとこどもの声を大切にしてくれたら、子供も、保護者も安心していられるのになっていう…」
事件に端を発した認定こども園の休園問題。果たして160人のこどもたちの行方はどうなるのでしょうか。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-18281205-kantelev-l27
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