ジャーナリストの須田慎一郎がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演し、加計学園問題を巡るマスコミの姿勢について解説した。
加計理事長が初めて愛媛で記者会見
加計理事長)会っていないと思います。
記者)なぜそう言えるのですか?
加計理事長)記録がないから、としか言いようがないですね。
記者)会っているかもしれないのですよね?
加計理事長)記録がないということは、会っていないのだと思います。学校法人加計学園の加計孝太郎理事長が、昨日愛媛で記者会見を開き、件の文書に記載されていた安倍総理との面会について、「学園の事務局長による勇み足によって誤解を招くことを言った」と謝罪した。
加計学園とマスコミは全面対決のような状態となっている
飯田アナ)朝日、毎日、東京新聞も1面記事にしていますね。どう思いますか?
須田)大前提として、冒頭の記者会見の会話を見て分かるように、マスコミと加計学園が全面対決のような状況です。これは加計学園側に落ち度があると思います。
前回の記者会見に関して言うと、記者クラブに所属しているマスコミ以外をシャットアウトしてしまったのです。
飯田)岡山市で会見したときは地元記者限定でしたね。
須田)1部の、東京の社会部の大手メディアは入り口で排除されて、入れてくれなかった。それも含めてマスコミ側は加計学園に対してかなりネガティブな感情を持っているなかで開かれた記者会見でした。
これが1点目。加えて、岡山の会見のときも、アリバイ工作的な記者会見に終始してしまったのです。
首相権限だけで認可が可能だったのか、メディアは検証していない
須田)ただ、いちばん見落としている点が1つあると思うのです。仮に加計学園理事長と安倍総理が会ったとしても、
面談をして「首相権限による大学の設置、開設が果たして可能だったのかどうか?」です。これをきちんとメディアは検証していない。
開設の認可について言えば、文部科学大臣の諮問機関である、大学設置・学校法人審議会がきちんと認可手続きの審議を行う作業があるのです。
そこに瑕疵や問題、圧力が存在したか検証していく必要があると思います。つまり、マスコミは具体的な根拠、材料を示して責めているわけではないのです。
飯田)特区に指定されただけでは設置審は通過しない。まったく別機関ですからね。
(10月8日放送 ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」より)引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00010003-nshaberu-soci
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