観光キャンセル292億円道内で初めて最大震度7を観測し、死者が41人に上った胆振東部地震の発生から20日で2週間が経過した。道内の農林水産業や観光業、道路など交通網の被害総額は19日までの判明分で、1千億円を上回っている。
学校や史跡など教育関連の294カ所で新たに確認された壁のひび割れなどの被害額は、調査中のため含まれておらず金額はさらに膨らむ見通し。
道などによると、大規模な土砂災害が発生した胆振管内厚真町で農業被害が少なくとも19億円に達することが19日に判明。これにより、農林水産業の被害総額は計約416億円となった。内訳は、農地への土砂の流入や生乳廃棄、林地の大規模崩壊など。
道路や鉄路、港湾など被害広範に
さらに、観光業の被害は約94万人分の宿泊施設予約のキャンセルなど292億円と見込まれ、農林水産業と合わせた産業被害額は計708億円に上った。
道路の被害についても各自治体で算定を進めており、厚真町は町道の復旧費で少なくとも約360億円。札幌市は道路の応急的な修繕費で約70億円となり、
道路の被害額は2市町だけで計430億円に達している。ほかに運休によるJR北海道の損害が約11億円、苫小牧港の施設損傷で約5億3千万円の被害があった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00010001-doshin-hok
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