9月に本州を襲った台風21号と24号。1カ月に非常に強い台風が2つ上陸するのは史上初めてだった。大きな被害がでる中で、働く人の安全を求める声が高まっている。今回はデリバリー業者、特にシェアリングエコノミー(シェアエコ)についての議論を紹介したい。●台風でピザの配達員が転倒、企業に批判
9月4日に西日本を直撃した台風21号。ネットでは屋根が吹き飛んだり、トラックが横転したりする動画が次々に投稿された。
こうした中で、特に注目を浴びたのが、宅配ピザのドライバーがスクーターごと風に倒される動画だ。注文した客に加えて、危険なのは明らかなのに配達させた企業に対する批判の声があがった。
労働問題にくわしい川上資人弁護士は、「企業には、労働者に対する安全配慮義務がありますから、台風の中で配達させたらダメです」と指摘する。もしケガなどすれば、労災保険の対象となり、企業側に損害賠償などを求めることもできる。
台風の中で働かせて、万一のことがあれば、企業の責任が追及されることは避けられない。災害時の仕事のあり方を考えさせられる話題だったと言えるだろう。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181013-00008680-bengocom-soci
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