非常に強い台風21号は4日に勢力を保ったまま近畿を直撃する恐れがあります。JR西日本が京阪神すべての在来線で運行を取りやめることを決め、多くの学校や企業が休みとなるなど、4日は台風が「近畿を止める」一日となりそうです。
非常に強い勢力を保ったまま西日本に近づく台風21号。4日の日中に近畿・徳島を直撃する可能性が高くなっています。
「早め早めの避難、安全確保行動をお願いしたいと思います」(3日午前11時・気象庁の会見)
近畿・徳島では4日未明から大雨や暴風となる恐れがありますが、それに加えて警戒が必要なのが大阪湾などの高潮。先月、近畿を直撃した台風20号では風車が倒壊するなどの風による被害だけでなく、
神戸港のフェリーターミナルの浸水など高潮による被害も相次ぎました。オイルフェンスが流されるなどして、遊泳禁止となった須磨海岸には漂着した大量のゴミが散乱。3日あらためて訪ねてみると…
「今も依然としてゴミが残されたままです」(原田浩平記者リポート)
海岸では8月で営業を終えた海の家の解体作業が行われていました。今の状態では風で飛ばされる危険性があるため、急ピッチで作業が進められています。
「軽い物、飛びそうな物の上には重い物をのせてロープをかけたり、(神戸市から)作業を終わらせて帰って下さいと言われてるので、ちゃんと台風じまいをして帰ろうと」(海の家ローリングトム 河口しのぶさん)
4日は学校にも大きな影響が出ています。京都市、神戸市、堺市、和歌山市など多くの自治体で小中学校すべての臨時休校を決定。
大阪府の中学校では4日が府独自の統一テスト「チャレンジテスト」の実施日だったのですが、6日以降に延期されました。企業にも影響が。大和ハウスは本社勤務の全社員を対象に4日を振替休日とすることを決定。ただし、その分土曜日の出勤を求めるそうです。
そして、多くの人が予定を変える決定打となりそうなのが鉄道の運休です。JR西日本は3日午前、早々に4日の計画運休を発表しました。始発から一部で運休を始め午前10時以降は京阪神すべての在来線で列車の運行を取りやめるといいます。
ユニバーサルスタジオジャパンは2001年以来、17年ぶり2度目の終日休園を決定。JRが止まることが決定打になったといいます。南海電鉄も正午までに全線で運転を見合わせると発表。計画運休は人の動きをかなり制限することになりますが、利用者はそれに慣れてきたようにも見えます。
「危ないから止めるんやったらそれに越したことはないと思いますよ」(男性)
「前もって予告してくれるのは良いことやと思う。僕らも前倒しでスケジュール調整できるんで」(男性)
「(電車が)実際来なかったら困るなと思いますけど、予防線がはれていいと思います。次の手段が選べるから」(女性)引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00024186-mbsnews-soci
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