「第100回全国高校野球選手権・1回戦、作新学院1-3大阪桐蔭」(6日、甲子園球場)大阪桐蔭のエース・柿木蓮投手(3年)が、初戦突破の立役者となった。140キロ台中盤の直球を軸に、制球も安定。6安打1失点で完投勝利を飾った。
チームには投打でプロ注目の根尾昂内野手(3年)もいるが、大事な初戦を託された。西谷監督の期待に応え、八回まで無失点の投球。九回2死から1点を返されたが、105球の力投でマウンドを守り抜いた。
雪辱を誓った舞台だった。昨夏、3回戦の仙台育英戦(宮城)で九回に踏ん張れず、逆転サヨナラ負け。痛恨の一投を振り返り、「あの悔しさは忘れない」と、最後の夏にかけてきた。
この日も九回は2点差に迫られ、なお2死一、二塁。一打同点、逆転のピンチを迎えた。だが、マウンドで冷静さを失わなかった。
「あの経験をして、その後もたくさん投げさせてもらい、経験を積んできた。どのチームにも負けたくないし、あの試合の経験を甲子園で出したい」。最後の打者を左飛に打ち取り、表情が緩んだ。
これで、センバツの初戦から公式戦22連勝。西谷浩一監督は「先発は悩んだが、柿木に託して良かった。去年の仙台育英戦じゃないが、しっかり投げてくれた。大きな成長を見せてくれた」と、背番号1を称賛。柿木は目標を問われ、「春夏連覇です」ときっぱり言い切った。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180806-00000075-dal-base
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