7月に入ってから日中の気温が各地で35度を超す猛暑が続き、学校の授業や行事で熱中症で倒れる子供たちが増えている。
17日には愛知県豊田市で小学1年生が校外学習の後、熱中症で死亡した。これをきっかけに、学校で暑さ対策を見直したり、保護者に改めて方針を連絡したりする動きが広がっている。(錦光山雅子/ハフポスト日本版ニュースエディター)
保護者から疑問や不安の声も
ハフポスト日本版が18日、TwitterやFacebookで学校での暑さ対策に関する情報提供を呼びかけたところ、26人の保護者や学校関係者らから、学校の資料などとともに回答が寄せられた。全国の小中学校の教室エアコン設置率はまだ半数に満たない。ほぼ全校につけている東京都から、数%の愛知県まで、格差も激しい。
高温注意情報が出ていた愛知県の小学校では17日、保護者宛てのメールで「教室の室温を簡易温度計で測定したところ38℃を示し、プールサイドに至っては44℃まで気温が上がった」と説明するなど、
すさまじい環境で子供たちが置かれていることが覗える。18日、兵庫県では40度を超す場での部活の中止を校長が決断できなかった状況も教員から報告された。
回答を元に調べたところ、愛知県豊田市の死亡事故が報道された17日以降、それまで禁止だった飲み物の持ち込みを許可したり、校庭での遊びを禁じたり、行事を中止する学校が相次いでいた。エアコンがないとみられる学校では、ぬれタオルで首回りを巻くなどの対策がとられていた。
ただ、次のような学校に対しては保護者から疑問や不安の声が上がっている。
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・水筒の中身はお茶か水のみ。熱中症診断ガイドラインで熱中症に効果があるとされる電解質のスポーツドリンクが認められていない。登下校中で飲むことが禁じられている・環境省などが推奨している暑さ指数(WBGT)を指標にした、学校活動の中止や見直しの判断をしていない。あってもそれに即した対応がとられていない。
・プールや体育の見学を屋外にしている。
・残暑が厳しい9月に運動会を開催している。
===========引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00010005-huffpost-soci
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