2015年にシリアで行方不明になっていたジャーナリスト安田純平さん(44)とみられる人物が解放されたとの一報を受け、ジャーナリスト仲間の志葉玲さん(43)が23日夜、取材に応じ、「よかった。まずはゆっくり日本で休んでほしい」と語った。
志葉さんは、交渉筋から支援者を通じ、解放に向けて具体的な動きがあるとの情報を9月に得ていたという。「いつ解放されるか、あるいはあす殺されるか分からない状態での3年間は、本当に長かったと思う」とおもんばかった。
「ご家族もこの間本当に大変だっただろう。心の傷や大変な思いをじっくりと癒やしてほしい。周囲はできればそっとして」と求めた。
ジャーナリストの佐藤和孝さん(62)は「長い間よく頑張った。本当に良かった」と語った。佐藤さんによると、武装勢力に3年間拘束されて解放されるのは珍しいケースといい、「金銭を支払ったかは分からないが、日本政府はカタールに支援を求めていたのだろう」と分析した。
安田さんを救う会で窓口役を務める岩井信弁護士(54)は「人命が関わることなので、情報の扱いについては慎重にすべきだ。中東情勢は何が起こるか分からないので、まずは帰国してみないと」と慎重に受け止めていた。
安田さんの妻で歌手のMyu(ミュウ)さんは8月に東京都内で記者会見し、涙ながらに一刻も早い救出を訴えていた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000168-jij-soci
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