「二重請求」「知らぬ間に“プラン変更”で料金増」…関西でも被害が明らかに
おととし始まった電力の自由化。いまや500社が参入する一大市場となっていますが…。実は先月、「福島への“寄付”」を掲げて多くの顧客を集めた会社が突然、撤退しました。取材すると、ずさんな経営実態が見えてきました。
取材班が入手した、福島電力のパンプレットそこには「福島電力で電気を買って復興支援へ」と書かれています。
電気を契約すると福島県の被災地に”寄付”できる―。そんな”理想”を掲げた新規参入の電力会社、その名も「福島電力」しかし、その実態は…
【契約者は…】
「口座引き落としされてるはずなのに、コンビニ支払いの請求書が送られてきました」大阪市内に住む女性は、福島電力と契約していた9か月間、二重請求や未請求などのトラブルが絶えなかったといいます。
【大阪の契約者は…】
「今まで経験したことないレベルで、ひどい対応だなと思ってます」さらに…
【愛知の契約者は…】
「確認したら、(プランが)60アンペアに上がってました、知らない間に。たしかに500円基本料金が変わってるので。まさか本当にそういうことがあるのかとビックリしました」いつのまにか、基本料金が高いプランに変えられていた人まで…!一体、何が起きているのでしょうか。
福島電力・本社は「人気のない一軒家」 近所の人に聞くと「看板があるだけで…」
おととし始まった電力供給の自由化。500社が客の獲得にしのぎを削る中、電気代の安さと福島の復興支援を売りに参入したのが福島電力です。不動産会社と提携し、賃貸住宅に引っ越す人をターゲットに、1年あまりで全国におよそ6万5000もの契約を獲得。関西でも1万6000人が契約しました。しかし、福島電力は先月突然、電気の供給から撤退したのです。
【経産省(HP)】
「最終的には、電気の供給が停止され、停電となるおそれがあります」福島電力の契約者は速やかに電力会社を切り替えるようにと国から促される事態に陥りました。
取材班は、福島電力の本社がある福島県楢葉町に向かいました。原発事故以降立ち入りが制限され、3年前にようやく避難指示が解除されましたが、この町に戻ってくる人は多くはありません。
【記者リポート】
「福島電力の番地がここになってるんですが、一見普通の一軒家のようです。ありました、福島電力と書かれています」引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180813-00010001-kantele-l27
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