大阪府警富田林(とんだばやし)署の面会室から男が逃走した事件で、指名手配されている無職、樋田(ひだ)淳也容疑者(30)の逃走翌日に発生したひったくり事件の被害品のスマートフォンが、
大阪府富田林市内に止まっていた軽トラックの荷台に隠されていたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。スマホは最終的に大阪府羽曳野(はびきの)市内で見つかった。富田林署捜査本部は、樋田容疑者が所在地の特定につながるスマホを車に隠すことで捜査の攪乱(かくらん)を狙った可能性があるとみている。
捜査関係者によると、逃走翌日の13日午後9~11時ごろの間、羽曳野市と大阪市平野区の路上で、自転車の女性が黒っぽいミニバイクの男に現金入りのかばんなどをひったくられる事件が連続して発生した。
捜査本部は、同日までに樋田容疑者の実家近くで、黒のミニバイクが盗難被害に遭っていることから、両事件が樋田容疑者による犯行の可能性があるとみて捜査。羽曳野市の事件で奪われたかばん内にあったスマホの位置を確認し、15日に同市内に止まっている軽トラックの荷台で発見した。
この軽トラックが富田林市内に止まっていた際、ミニバイクの不審な男が荷台にスマホを投げ入れるところが周辺の防犯カメラに写っていた。
一方、かばんは大阪市西淀川区内で発見。平野区の事件の被害品の一部も同じ場所に捨てられていた。捜査本部はスマホを車に隠すとともに、ほかの被害品を離れた場所に捨てることで足取りを分かりづらくする狙いがあるとみている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180819-00000005-san-soci
みんなのコメント