雑誌『FRIDAY』が公開した、吉澤ひとみ容疑者による事故の瞬間のものとされる映像に衝撃が広がっている。
交通事故調査解析事務所の熊谷宗徳氏の分析によると、吉澤容疑者が運転する車が横断歩道に進入する直前の速度は60km以上と推定されるが、衝突の直前にはブレーキをかけており、接触時は36kmほどだったと考えられるという。
しかし直後にはブレーキランプが消え、再び加速。そして、冷静に車線変更をしていることから、基準値の4倍のアルコールが検出されたものの、酩酊状態ではなかった可能性もあるようだ。
元「モーニング娘。」のリーダーとして国民的人気を誇った吉澤容疑者だが、2007年には交通事故で実の弟を亡くし、昨年9月には衝突事故を起こしている。
事故には人一倍敏感なはずの吉澤容疑者のはずが、なぜ酒を飲んで車を運転したのだろうか。『FRIDAY』によると、彼女の酒癖の悪さは関係者の間では有名で、酒に溺れる日々を送っていたようだと報じている。
■酒豪と依存症の距離は思ったよりも近い
飲酒後、運転のためにスポーツドリンクや水を飲んだり、サウナに行ったり、睡眠を取るなどして、酔いを覚まそうとする人は少なくない。吉澤容疑者が朝から酒を飲んでいたのか、それとも前夜の酒が残っていたのかは現時点では不明だ。
しかし、アルコール依存症の専門家である倉持穣医師によると、「確かに水を大量に飲んだりサウナに行ったりすれば薄まるとは思うが、短時間では難しい。
一眠りすれば酔いが覚めた気がする、という人も多いが、実は寝た方がアルコールの分解速度は遅くなる」と話す。
また、「吉澤容疑者がアルコール依存症かどうかは現時点では分からない」と前置きした上で、潜在的な依存症の患者は少なくないと指摘する。
「日本にはアルコール依存症の人が107万人も存在すると言われているが、そのうち診断・治療を受けているのは5万人程度と言われている。ちゃんと仕事をしているし、暴れないし、という自信がある人を含め、102万人は未治療の潜在的な患者だ。
アルコール依存症というと、いつも飲んでいなくてはダメな人、というイメージがあるかもしれないが、実際は、いわば“飲酒のコントロール障害”。飲まないときは飲まないが、時々コントロール能力を失い、突っ走ってしまうという病気だ。
そうした依存症の実態があまり知られておらず、“飲んだ方が男らしい“というようなイメージも手伝って、知らないうちに依存症になってしまう。一般論だが、モラルの低下も起きやすくなる」。
倉持医師によると、“酒に強い“という自信がある人ほど、依存症になりやすい傾向があるのだという。「長期間お酒を飲んでいると、脳が“負けまい“として次第にお酒が効かなくなり、強くなっていく。外から見ると普通に対応していても後で“覚えていない“とか、
酔っ払ってはいるが普通にできる、という人が多い。そういう成功体験による過信が一瞬の落とし穴になる。“自分は強いから、多少飲んでも大丈夫だ“と考える。酒豪と依存症の距離は思ったよりも近い」。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180916-00010002-abema-soci
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