夏といえばキャンプ。特に河原でのキャンプ&バーベキューが人気です。川のレジャーは、手軽に家族や友人たちと自然に親しめるところから、人気が高まっています。しかし、海に比べて川は身近なだけに、その危険性についてはあまり認識されていません。
川の事故は意外と多い
水難事故の死者・行方不明者を発生場所別にみると、1位が「海」で全体の56.6%、2位が「河川」(25.6%)、3位が「湖沼池」(8.4%)、4位が「用水路」(8.1%)。河川、湖沼池、用水路を合計すると42.1%になります。
また、子ども(中学生以下)だけの場合を見てみると、1位が「河川」で65.4%、次いで「海」(15.4%)、「湖沼池」(11.5%)、「用水路」「プール」(各3.8%)となります。子どもに限れば、河川での水遊びによる事故が最も多く発生していることがわかります(政府広報オンライン・2017年)。
川で遊ぶ前に、知っておいてほしいポイントをリバーカヤック歴30年のカヌーイスト飯岡雅男さんに聞きました。
川は常に変化している
川は刻々と変化しています。前日までの雨で水量が増えていたり、ここでは晴れていても、上流で雨が降れば川の水位は上がってきます。
「上流にダムがある場合は、放流により急激に増水することがあります。川では、天気の急変や急激な増水に注意を払わなければなりません。河川敷のバーベキューでも川幅の変化、増水に気をつけます。目的地の情報は天気予報で必ず確認しておくようにしましょう」(飯岡さん)
もし流されたら
川で流されてしまったら、慌てて立とうとしてはいけません。「まず『浮くこと』です。状況にもよりますが、声を出して助けを呼んだり、手を挙げて人を呼ぶよりも、『浮くこと』を優先してください。
流れていけば必ず浅瀬や岸に近づくことができます。こうした場合、アウトドア・サンダルやアクアシューズ、スニーカーなどを履いていると足が浮きやすいのですが、ビーチサンダルは流失してしまうのですすめられません」(飯岡さん)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180825-00005122-weather-soci
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