2019年用年賀はがきの販売がピークを迎える中、九州の郵便局員から「今年は販売のノルマがなくなり楽になった」との声が寄せられている。「過剰なノルマ」との批判があった「販売指標」を日本郵便が廃止する方針が明らかになった9月には、

局員たちは半信半疑の受け止めだったが、自腹での購入を迫られるような状況は改善されつつある。ただ一方で、指標とは別の名目で過度な販売目標を課す郵便局があるなど、形を変えたノルマが一部では残っているようだ。

福岡県の郵便局の男性社員は「昨年までのように、無理な目標を『何とか売れ』と言われなくなった」と話す。ノルマ廃止が報じられた際は「変わるとは思えない」と不信感があったが、

今年は「なじみのお客さんに声を掛けるように」と上司からハッパを掛けられる程度で、毎日のように販売枚数を報告させられることもなくなったという。

金券ショップへの持ち込みは大幅減

これまで男性の局では、販売目標である指標が達成できずに自腹で大量購入し、金券ショップに持ち込む局員もいた。

今年、男性が地域の金券ショップの様子を確認したところ、年賀はがきの取り扱いは例年より大幅に減っていたという。福岡県内で複数の金券ショップを展開する業者も「今年は郵便局員があまり来なくなった。枚数も例年の半分以下になった」と言う。

県内の別の郵便局では、「今年は知り合いの局員が売りに来なかったので」と窓口で年賀はがきを購入する客が増えたという。

「無理なノルマ、今年も同じ」

一方、九州のある郵便局に勤める男性は、上司から用紙を渡され、目標枚数の記入を求められた。紙の表題には、昨年までの「指標」ではなく「目論見(もくろみ)」と書かれていた。

少ない枚数を書いた同僚は呼び出されて叱責(しっせき)され、別の同僚は昨年同様に「金券ショップに持って行った」と話していたという。

男性は「指標という言葉を使っていないだけで、無理なノルマを課されているのは今年も同じ。幹部の意識が低い局では何も変わっていない」と憤る。

これまで同社は、前年の販売実績などを基に販売指標を設定し、各郵便局が10人ほどの班ごとに割り振ってきたが、

自腹営業が根絶できないことなどを理由に、19年用からは指標を廃止する方針に転換した。同社広報室は「枚数の指標を課している事実があれば、改めるように指導する」としている。

SNSで調査報道の依頼を受付中!

西日本新聞「あなたの特命取材班」は、暮らしの疑問から地域の困り事、行政や企業の不正告発まで、SNSで寄せられた読者の情報提供や要望に応え、調査報道で課題解決を目指します。ツイッターやフェイスブックの文中に「#あなたの特命取材班 」を入れて発信してください。


スポンサーリンク


ネットの反応

1.
はがきより、郵便物の専用プリンター開発して売った方がいい。
2.
自分らで刷って、自分らで配達・投函って、虚しいですね
3.
毎年不思議ですが、年賀状は出所一つですよね?他社の佐川急便やクロネコヤマトなど他の運送を扱っている業者に無いですよね?
じゃあどこで年賀状売ろうが最終的には一緒なのでは?それとも郵便局という同じ会社の各支店で競争しているの?無駄な営業だと思うのですが?
4.
自分の会社も同じように色々なノルマがあります。
匿名で告発出来るような機関があればいいですね。
5.
郵便の仕事をしようと入社して、まさかここまで過酷なセールスをやらされるとは多くの郵便局員は思ってなかったのではないか?自爆とかノルマとか、そんな事いつまでもやってたら日本郵政を志願する若者はいなくなる。
6.
部下に要請しただけでも、降格や懲戒処分にしないなら本気とは思えない。
荷物を送る際には、ヤマトや佐川と違い、破損、汚損の少ない郵便を使いたいが、この手のニュースが無ければなぁと思う。
7.
売りたいなら皆が年賀状出したくなる様な施策をしないと意味がない
出さない葉書を買うバカはいない
経営者が無能だと現場は苦労するな
8.
ノルマはどこもおなじ。なければないで、努力もしない。けれど、給料もボーナスものびない。コンビニのケーキのノルマもおなじこと。
9.
年賀状ノルマ減らしても他増やしたら全く意味無いやなぃか・・・

やっぱり公務員脳が抜け切らない超絶馬鹿のまんまやこいつら・・・(呆)

10.
指標を目論見に言い換えただけ・・・国のトップ安部総理が同じようなことやってるんだから改まるはずないわな
11.
若い人は年賀状など(笑)
12.
年賀状を止めるお年寄り
新年の挨拶はメールやLINEになった若者
需要が減ってきているのにノルマがあるのなんて
ありえない
昔からにならう時代は終わってきている
13.
そもそも今までものすごい実績を出してきた人は、なんかしら裏がある人。金券ショップに売ったり。

全体需要は変わらないので。会社内で取り合いしてもお客さんに迷惑がかかってるよな、残業してまで配達しても会社にプラスじゃないよなと普通のひとは手を引いていくわけ。やって得するのは自局の管理者だけ。

残業代つけてまで売ったり、局の指標のために特設コーナー作って売ること自体がナンセンス。だって・・・全国の郵便局はおろか、セブンローソン、コンビニで売ってるものだもの。

郵便局は民間ではない。インフラだからね。バランス感覚が狂ったを処分しない限り体質は変わらない。自己推薦の会社です。役職に上がりたがる人はバランス悪い人自分勝手な人とても多いです。

14.
年賀はがきは郵便局だけの商品。ノルマを与えても、郵便局同士で取り合って意味がない。
15.
期間雇用社員に対してはなくなった様にも見える。完全ではないが


スポンサーリンク


16.
そんなもん簡単に廃止されるかなぁ?
交換に何か持って来られそう、可哀想な局員さん。
17.
簡保保険の関係で家に来た局員とか旦那さんが局員のパート先の同僚とかに年賀はがき買わないかと、けっこう強く営業かけられることが多く、家とか職場とか心理的に逃げ場がない状態で買ってしまうことがありました。
正直迷惑には感じてました。
18.
フリマで大量に売ってるの見るよ
19.
そして忘れたころに復活します。
20.
大きな売上の見込める物だったのでしょうけど
いい加減、方向転換をはかるべき
21.
そもそも論ではあるけど、民営化じゃなきゃそんな販売売上関係なかったのに。
今時、年賀状なんて、手書きしないし、PCも手間、印刷逆さまにしたりね。めったに連絡してない知り合いに年に一度出すのも、、、ね。
やめられるなら止めたい、位。なかなか難しいけど。
22.
公務員であれば、さまざまな義務が課せられ、労働者としての権利が制限されている代わりに、身分保障が与えられるので、それはそれで良いのかもしれませんが、一民間企業であればブラック企業でしかない。
23.
自爆営業はどんな業種でもある。 配送業に就いていた頃も色々あったし、自爆した事も何度かある。 営業に向いてる人にはそんなに苦でもないかもしれないけど、
そうでない人からすれば地獄の苦しみだろう。それはともかく、若い時は年賀状なんてめんどくさいしなかなか書く気になれなかった。
ある程度の年齢になると、年賀状や暑中見舞いを通じて近況報告するのも良いものだと感じるようになってきた。
絶対数は減っていくだろうけど絶滅する事は今後もないだろうね。
24.
地区にもよるかもしれませんが、
ビジネス街の郵便局に勤める知人は何も言ってこなかった。
住宅街の郵便局に勤める知人は「今年もお願いします」と言ってきた。
25.
相変わらずブラック企業だね。
26.
年賀状やめませんか?紙のムダ、人件費のムダ、輸送コストのムダです。日本全体の産業構造を見直すべき。
27.
ノルマ、まだ郵便局にあるよ。
「ノルマ」という言葉を使わなくなっただけ。問題はノルマそのものではなく、ノルマをこなせなければ即刻クビにするそのやり方。人はそんなに都合良く動けない。そんな使い方をするから人手不足になっている事に上が分かっていない。
28.
ブラック郵便局
29.
>一方、九州のある郵便局に勤める男性は~
これが真実なら郵便局名を明らかにすれば良いのに、読者による検証ができない形で報道する姿勢に誠実さを感じない。
30.
若者に合わせたありがとう考えた方がいい
例えばLINEやメッセメールなんかで送れるようなはがきの形をしたスタンプやメールシート作って
スマホの中の電話帳の名前の文字をそこに自動的に配置して送れるようにするアプリを開発するとか
もう紙媒体と言うのに限界が来てる


スポンサーリンク


注目ニュース