埼玉県さいたま市立美園南中学校(緑区)の新築工事と、市立仲町小学校(浦和区)の増築工事が、総合建設業エム・テック(さいたま市)の民事再生手続き申し立てにより、中断していることが8日、分かった。同日行われた定例会見で清水勇人市長が明らかにした。
市契約課によると、エム・テックは両校建築工事を含め、市と4件の契約があり、両校の建築工事については、同社が特定共同企業体(JV)の代表構成員となっている。
同課によると、10月21日、同社から「請負契約解除通知」がファクスで市に届き、JVから脱退する意向が伝えられたという。
同22日以降、JVに残っている構成業者から、工事継続の意向が伝えられたことから、市は速やかに新たな工程・計画表を提出するよう求めているが、8日までに回答はないという。
市営繕課によると、9月30日時点で、JVから報告があった両校の建築工事進捗(しんちょく)率は、美園南中が約45%、仲町小が約44%。現在、電気設備や機械設備など、建築とは別の契約の工事は進められているという。
当初の契約では両校舎とも、来年2月15日の完成を予定していた。建築工事の中断により、工期の延長や引き渡し時期などに影響が出る可能性もあるという。
清水市長は「来年4月の開校に間に合うか」との質問に対し、「まだ書類(工程・計画表)が提出されていないので、現時点では答えられないが、そういう可能性がないわけではない。その計画を踏まえ、どう対応するか説明したい」と話した。
エム・テックは、東京都が建設中の2020年東京五輪・パラリンピックのテニスとカヌー・スラロームの会場施設工事の一部を受注、工事が中断していることが明らかになっている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00010006-saitama-l11
ネットの反応
両方の工事に係わりました。
現場としては、他のゼネコンと変わりません。
職員のレベル、仕事の質はむしろ良かった方です。
今日、現場にも行きましたが、再開の目処、工程表も認可待ちです。
ただ、その場に居たものとした者としていうならば、エムテックの経営陣が数字、経営の攻めを知っていても、守りを知らなかった。に尽きると思います。