“重たいランドセル“が問題視されるなか、文部科学省が、全国の小中学校を対象に「置き勉」を認める通知を出すことになった。同省教育課程課によると、
具体的な内容や時期については、現段階では調整中だ。「昨今報道されていることや保護者からの声などを受け、検討をした」という。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】
ランドセルの重さについては、メーカーの調査で10kgを超える子どもたちがいる実態も明らかになっている。
メーカー大手のセイバン(兵庫県)が2千人を対象に実施したこのネット調査(2018年3月)では、一番重い日の荷物は平均約4.7kgだった。本体を入れれば約6kgにもなる。
学年があがるほど荷物も増えるといい、小学1年生では平均約3.7kg、6年生では平均約5.4kgになった。
1年生の平均体重は男子21.4kg、女子21kg。6年生は男子38.2kg、女子39kg。体重と比べると、その重さが際立つ。
小学生の約3割がランドセルを背負って痛みを感じるという結果も出ている。
この調査では、31.2%がランドセルを背負って痛みを感じていることも明らかになった。22.3%と、多くが首まわりだった。また、約95%は徒歩で通学しており、平均通学時間(片道)は15分ほどだった。
通学に20分以上かかる小学生も27.1%おり、同社は「成長期である小学生のからだへの影響が気掛かり」としている。
教科書の重さは、40年で2倍以上になっている。
業界最大手の東京書籍によると、約40年前に使われていた小学3年生の国語、算数、理科、社会の教科書の重さは計約990グラムだったが、現行版では計約2150グラムになるという(朝日新聞より)。
こうした状態はかねてから問題視されており、今年6月の通常国会でも「置き勉」の是非が取り上げられていた。
閣議決定された答弁書では、「現時点において教科書の重量を制限することは考えていない」としながら、置き勉については「各学校において適切に判断すべき事柄である」と理解を示していた。
文科省教育課程課の担当者は、BuzzFeed Newsの取材に対し、「学校もいろいろな状況があるため、一律で何かをやりなさいという話ではなく、参考にしてもらえるような内容を考えている」と答えた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00010001-bfj-soci
みんなのコメント
子供3人いますが、まず一人目の時に、荷物の多さに本当に驚いた。自分の時はこんなに重かったっけ?とかなり悩みました。体育着や習字道具、絵具セットは全て毎回持ち帰り。
体育着は使ってなくても持ち帰り。絵具や習字セットは洗うものだけ持ち帰りではダメかと確認したら、紛失等のトラブルを防ぐ為全て持ち帰る決まりとのこと。真ん中の子が小1の時に、雨で荷物が多い時に転倒し前歯を打って血だらけに、
そして更に一週間後にまた同じ状況で同じ場所を負傷したことがありました。幸い歯は無事でしたが…本気であの時は仕事続ける自信がなくなりました。両手がふさがってしまう様な時は荷物を減らして良いといった様な特例措置があると良いなと思っていたので、とても嬉しいニュースです。
甘やかしとかではなく、本当に危険な状態なので。サブ教材や資料系、あと習字や絵具セットの洗わなくて良い部分を置ける様にするだけで大分違うのでは。