沖縄県知事選で当選した玉城デニー氏は1日、那覇市で時事通信などのインタビューに応じ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の賛否を問う県民投票について、来春にも行われるとの見通しを明らかにした。住民の直接請求により、県民投票を行う準備が進んでいる。主なやりとりは次の通り。
―大差での勝利となった。
今回の選挙で私たちは移設絶対反対、断固阻止を明確にした。明確にしたことに対する信任が、8万票余の大差で勝利したことの証しだ。
―菅義偉官房長官とはいつ会うか。何を伝えるか。
9日に故翁長雄志知事の県民葬がある。そのあと、しかるべきタイミングで政府にあいさつに行く。今回の選挙で県民の信任を得たので、必要な点について政府と真摯(しんし)に協議したい。協議の場を設ける努力を示してほしいと申し入れたい。
―県民投票の意義は。
住民意思の発露の手段として非常に有効で、十分尊重する立場だ。41市町村の協力を得て、円滑に投票行動や開票作業が行われるよう協力を求めたい。
知事選と県民投票の結果に、国があらがう術はないことを明確にすべきだ。(県民投票の)途中で(埋め立て区域への)土砂の投入や、司法の手続きに入るとすれば、表決の手段を妨げる行為にほかならないので、絶対に認められない。
―県民投票の時期は。
年内は事務作業的にいっぱいいっぱいの状況になるかもしれない。(来年)3月くらいまでの間ということもあり得ると思う。
―(埋め立て承認の撤回に踏み切った)富川盛武、謝花喜一郎両副知事の人事は。
これまで頑張った皆さんに代わっていただく考えはない。そのまま続けていただきたいし、辞意の表明があれば慰留したい。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000143-jij-pol
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