大阪府警富田林警察署から逃走し、山口県内で逮捕された樋田容疑者。途中、高速船に乗って移動していたことがわかりました。また所持品からは逃走を続けるための道具を次々と調達していた様子がみてとれます。
8月12日、富田林署から逃走した樋田淳也容疑者(30)。大阪府羽曳野市で盗んだ自転車で逃走していたとみられています。樋田容疑者は逃走12日目の8月23日、
広島県尾道市からしまなみ海道を渡ったとみられます。翌日、愛媛県庁でサイクリスト用の地図を手に入れ、香川県に入ると後に行動を共にする自転車に乗った男(44)と知り合います。
その後、高知県に移動すると、須崎市では職務質問を受けましたが正体がバレることなく、先月2日、再び愛媛県庁に戻ってきたということです。ただ、この後どうやって四国を出たのかはわかっていませんでした。
「樋田容疑者は四国を出る際にしまなみ海道を渡らずに、お金のかかる高速船に乗ったとみられています」(原田康史記者リポート)
樋田容疑者の荷物の中から高速船の半券が見つかりました。半券は先月3日の午前6時25分、愛媛県今治市発、広島県尾道市の因島行きの始発便のものだったということです。
「自転車の人は窓口に来ていただいてどこまで行くかというのを書く。その日に私が出勤していたもので、でも全く覚えがなかったんです。1750円が人の分で、自転車が570円です」(高速船従業員)
わざわざ人目に触れる高速船にお金を払ってでも、来た時とは別のルートを通りたかったのでしょうか。また、樋田容疑者の所持品からは、あの手この手で警察の追跡を逃れようとした形跡がうかがえます。
警察によりますと逮捕時、荷物の中にはバリカンが入っていました。逃走時の髪型から丸刈りになっていた樋田容疑者。
山口県岩国市内では同行した男にバリカンで髪を刈ってもらっていたという目撃情報もあるということです。
また、樋田容疑者の特徴として警察が公開した左ふくらはぎの入れ墨。樋田容疑者は山口県周防大島町の温泉施設に月に一度の入浴無料の日を狙って訪れたとみられています。
Q.どれくらいいた?
「おそらく4時間~5時間。頑張ってくださいねと言ったら、うなずくくらいの感じだった」(竜崎温泉ちどり 山根信一館長)ところがこの時、入れ墨を見たという情報は報告されていません。樋田容疑者の荷物には、幅4センチほどの肌色のテープがあり、警察は入浴時にテープを貼って入れ墨を隠していたとみています。
逃走の最中に、逃げるために有効な道具を次々と調達していたとみられる樋田容疑者。警察はさらに詳しい足取りを調べています。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181008-00024743-mbsnews-soci
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