横田めぐみさん拉致４１年、現場の新潟で集会→口だけ晋三に騙されて

新潟市で北朝鮮工作員に拉致されて４１年が経過した横田めぐみさん（５４）＝拉致当時（１３）＝ら拉致被害者の救出を誓う集会が１７日、同市であった。

母の早紀江さん（８２）は「政府が拉致事件を後世に残さず全被害者の救出をやり遂げることを願う。国民の皆さまも日本人として一つになり、解決を後押ししていただきたい」と訴えた。

集会には拉致問題担当相の菅義偉（よしひで）官房長官も出席し、めぐみさんが拉致された同市内の現場を初めて視察。記者団に対し、「４１年間の歳月を思うと胸が張り裂ける思い」と語った。

また、菅氏は早紀江さんや、平成１４年に帰国した新潟県佐渡市の拉致被害者、曽我ひとみさん（５９）らと面会。

家族らに「安倍晋三首相と私が力を合わせ、全ての拉致被害者を取り戻したい」と伝えたという。さらに、日朝首脳会談の実現に向け、「大使館を始め、さまざまなルートで突破口を作るべく努力している」と語った。

集会で、早紀江さんは政府が拉致問題の解決へ「首相をはじめ政治家一人一人が本気になり『被害者の命を捨てたら日本は終わりだ』という覚悟をもってほしい」と強調した。

また療養中の夫、滋さん（８６）について「元気を取り戻してきた」と近況を明かす一方、自身について「声がかすれ、昔のように長い時間お話ができなくなった」と悲しげにもらした。

めぐみさんの弟、哲也さん（５０）は「父には姉と抱き合うまで病気と闘ってほしい。母にも無理をしてほしくない」と思いやった。

また、北朝鮮が米国などに融和姿勢を打ち出す現状について「北朝鮮は残酷なテロ国家。何度も嘘をついてきた。平和の美辞麗句に惑わされず、圧力をかけなければ、拉致問題は解決しない」と訴えた。

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181117-00000563-san-soci

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