沖縄県那覇市大道にある翁長雄志さんの自宅には朝から多くの弔問客が訪れた。「安らかな表情をしていた」「知事には感謝している」などと語り、翁長さんの死を悼んだ。
辺野古新基地阻止を掲げる翁長さんを経済人として支えた沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)会長の平良朝敬さんは、弔問後ハンカチで涙を拭いながら「今日だけは勘弁してほしい」とつぶやき、報道陣の取材には答えず、翁長さんの自宅を後にした。
翁長さんの妻・樹子(みきこ)さんの友人、宮城洋子さん(63)=那覇市=は「知事には、沖縄のためによく頑張ったねと声を掛けた。後世のために道をつくってくれてありがとう。本当に感謝している」と語った。
県外からの弔問客もいた。沖縄開発庁長官を務めた元衆院議員の鈴木宗男さんは「沖縄にとって、日本にとって大きな人を失った。沖縄人の魂をいつも堂々と打ち出し、頑張ってきた姿は長く語り継がれるだろう」と惜しんだ。
県議会与党会派の県議らも弔問に訪れた。社民・社大・結の照屋大河さんは「知事の枕元には、8月11日の県民大会にかぶっていく予定だった青色の帽子が置かれていた。ご家族の悲しみ、県民の悲しみに寄り添いたい」と述べ、無念の表情を見せた。
衆院議員の玉城デニーさんも姿を見せ「最近愛用していた帽子など、いつも身に着けていた物が近くに添えられていた。知事が命を懸けて、県民のために最後までやり通すという意思を引き継ぎたい」と悼んだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180810-00000013-ryu-oki
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