日本版ハロウィーンの「聖地」と化した東京都渋谷区の長谷部健区長(46)が、本番の明日31日を前に、怒りのメッセージを発した。
仮装姿の若者らがごった返した渋谷区の繁華街で28日未明、軽トラックが横転させられるなどの騒動が起きたことを受け、「10月31日のハロウィーンに向けたお願い」と題したコメントを区のホームページ(HP)に発表。
一連のトラブルに「大変憤りを感じている」とした上で「31日のハロウィーンでは決して周囲に迷惑をかけず、モラルや法令を守り、健全に楽しんでいただきたい」と訴えた。
また、「犯罪に至らなくても、ルール、マナー違反をしている人たちの様子も多く報道されている」と述べ、「そういう人たちは渋谷を愛し、この街を誇れるものにしていく思いのない人たち」と踏み込んだ。
「周囲に迷惑をかけず健全に楽しんだり、渋谷の街を誇れるようにする努力をしている方の思いを踏みにじる一連の行為は、到底許せるものではありません」と批判した。
区によると、このような形で区長のメッセージがHPに出されるのは初めて。長谷部氏は23日の会見でも、騒音などの懸念があるとして、31日は深夜に路上で騒がず、終電で帰宅することや、酒が入った瓶の販売自粛を、近隣のコンビニなどに要請していた。
しかし、31日の本番前の週末に当たる27日から28日、スクランブル交差点やセンター街は仮装した若者らで大混雑。軽トラックが横転させられ、痴漢などの疑いで複数人が逮捕される事態に。区内の店舗関係者は「このままでは、来年は『規制』という議論が出かねない」と、懸念を示した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181030-00377106-nksports-soci
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