関東や東海、近畿などは5日、引き続き、厳しい暑さに見舞われた。熱中症による搬送のほか、水難事故も各地で相次ぎ、静岡県では小学生が死亡した。
気象庁によると、最高気温は名古屋市で39・9度に達したほか、岐阜県郡上市39・7度、京都市39・5度。東京都練馬区でも36・8度を観測するなど、今年最多の256か所で35度以上の猛暑日となった。
読売新聞のまとめでは、5日午後9時現在、熱中症(疑い含む)で3人が死亡、1746人が病院に搬送された。
東京都板橋区富士見町のマンションでは5日朝、住人の80歳代の夫婦とみられる男女の遺体が発見された。室内のエアコンが作動しておらず、室温は約31度だったという。
死後、数日が経過していた。警視庁板橋署は、熱中症とみている。愛知県愛西市二子町では5日午後、畑で倒れていた女性(87)が死亡した。
水難事故も相次ぎ、神奈川、千葉、埼玉、静岡、新潟、兵庫、福岡、長崎の8県で9人が死亡、1人が重体となった。
静岡県森町の太田川では5日午後、同県袋井市月見町、小学生渡辺遥馬(はるま)君(7)が浮かんでいるのが発見され、死亡が確認された。死因は溺死だった。
袋井署の発表によると、渡辺君は、所属する子ども会の友人や保護者ら約25人と近くのレジャー施設「アクティ森」に遊びに来ていた。子ども数人で川遊びをしている途中、行方がわからなくなったという。川の水深は深いところで1メートル50ほどあった。
新潟県糸魚川市の親(おや)不知(しらず)海水浴場では、溺れていた遊泳客の父娘を助けようとした同海水浴場の監視員、猪又則夫さん(73)が溺れ、死亡した。父娘は別の人に助け出され、無事だった。
一方、東北地方や北関東は5日、局地的に大雨が降り、山形県酒田市では同日午後、1時間あたり112・5ミリの猛烈な雨を観測した。気象庁は山形県や秋田県などに土砂災害警戒情報を出し、注意を呼びかけている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180805-00050032-yom-soci
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