昔からこの季節になると、刈った稲などを田畑で燃やす「野焼き」が各地で行われてきました。しかし、兵庫県三田市では「煙が洗濯物につく」などの苦情が住民から殺到し、農家は困惑しています。「野焼き」の是非をめぐる論争に果たして結論はあるのでしょうか。
「煙たい」「洗濯物に臭いがつく」苦情激増
稲刈りシーズン真っただ中の兵庫県三田市では、あちらこちらでせっせと米の収穫作業が行われています。また、それと同時に行われているのが、
刈り取った稲や周辺に生える雑草などを燃やす「野焼き」です。辺りからはモクモクと煙が立ち上っていますが、いま、この野焼きをめぐって大論争が起きています。
「煙たいし前見えなかったしね。嫌ですよね、やっぱり」(住民)
「煙より臭いが来ますね。洗濯物に臭いがつく」稲刈りや田植えが盛んに行われる時期には決まって野焼きが行われるため、煙たくて窓も開けられなくなるといいます。
農家は「処分費用の問題」と「害虫駆除のため」
こうした声に農家はどう思っているのか?話を聞いてみると…「草刈りますからね、刈ったら燃やさな困るですわね。皆さん野焼きできなくなっているから、本当に困ってますね」(農家の男性)
代々農家を営む男性は「野焼きができなくなったら死活問題だ」と話します。野焼きをしなくなると、刈り取った稲や取り除いた草木を産業廃棄物の処理業者に頼まなければならず、
ざっと4万円はかかってしまうといいます。別の農家の女性も野焼きの煙が迷惑になると思う一方、なんとか理解してもらいたいと話します。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-10000001-mbsnews-l27
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