国税庁への口利き疑惑に加え、政治資金収支報告書の訂正が相次ぎ、大臣の資質が問われ始めた片山さつき地方創生担当相が、
7日の参院予算委員会で、報告書訂正の背景を釈明したが共産党の小池晃議員は「自分の責任を語っていない」と、厳しく突っ込まれた。
小池氏は、「政治資金収支報告書を2回に渡って訂正した。記載漏れが続くのは、(政治家として)あってはならないこと」と指摘。
片山氏は「訂正したことは大変申し訳ない」と謝罪した上で、現在も報告書の精査を続けていることを明らかにした。16年夏の参院選の際、収支事務に当たった人物が同年秋に退任し、新たに担当した秘書が「誤認した」という。
これに対し、小池氏は「訂正はこれで終わりではないということだ」と、新たな未記載の存在をほのめかした上で、このほかに2009年から2016年までの間で、5団体7件、計145万円分が未記載だと、独自の情報を指摘した。
片山氏は「1件1件確認しており、近いうちにお示しできる」と訴えたが、小池氏は「全部秘書のせいだ。自分の責任を語っていない。こんなに記載漏れがあると、毎年の収支もつじつまが合わなくなる。めちゃくちゃじゃないか」と批判。
片山氏は「法にのっとって監査も受け手収支報告を出している」と述べたが、小池氏は「それが長年に渡り、でたらめだったということでしょ」と、ピシャリと語った。
一方、安倍晋三首相は、片山氏の大臣の資質を問われ「ひとりひとりの政治家は、言動に不信をもたれることがないよう、説明責任を果たしながら、襟をたださなければならない」と、
原稿を読みながら答えた。片山氏の進退については「さまざまな経験の上に、与えられた職責をまっとうしてほしい」と述べ、辞任させない意向を繰り返し、示した。
小池氏は「何度も報告書を書き換えないといけない人を、大臣にしていていいのか。襟を正すといっても、ずっとただしっぱなしじゃないか」と述べ、任命責任を持つ首相の対応に疑問を示した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00385058-nksports-soci
ネットの反応