落語家の立川志らく(55)が28日放送のフジテレビ系「報道プライムサンデー」(日曜・前7時半)に生出演。シリアの武装組織による拘束から解放され、25日に帰国した日本人ジャーナリスト・安田純平さん(44)について独自の見解を示した。
志らくは「私はまず、人の命が助かったんだから、それは良かったねというのが人の道だとは思うんですね」とした上で「ただ、安田さんに申し上げたいのは、あなたのためにどれだけのお金が使われたか。
どれだけの人間が気をもんで動いたか。それに対する謝罪は今後あるとは思うんだけど、もし謝罪をしなかったならば、ジャーナリスト以前の問題ですから、人としておかしい。私は謝罪してくれるもんだと思っていますけども」と訴えた。
さらに、今回の問題でSNS上などで集中している自己責任論について「自己責任論についてはちょっと違うなと思うのが、行くなと政府が行ったのになんで行くんだと、これ旅行者だったら別ですよ。
ジャーナリストは時には国に対して時には反発して真実を求めに行くのがジャーナリストだから、それを批判してもしょうがない。
だから登山者だって立入禁止のところに入って遭難に遭ったならば、自己責任だっていうけど、憲法で認められてますからね、助けなくちゃいけないんですよ、国は。だから今回も助けるのは当然のことなんですよね」と話した。
さらに「自己責任うんぬんっていうのは感情論になっているから。感情論だと話は前に進まない。怒っているから。
あの野郎、気にいらねぇって言っているだけなんだから、感情論は抜きにして話さないといけない」と続けた。
その上で「安田さんが一番考えないといけないのは身代金がもし払われていたとしたらば、そのお金でテロリストは武器を買って人を殺す可能性がある。
あなたの命のおかげで人が死ぬ可能性があるわけ。それは真摯に受け止めて、本当に申し訳ない、二度と捕まるようなことはしちゃいけない、そこのところを安田さん考えるべきですね」と安田さんへ呼びかけていた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000090-sph-soci
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