自民党の吉田博美参院幹事長は21日の記者会見で、9月の総裁選をめぐり「相手への個人的なことでの攻撃は非常に嫌悪感がある」と述べ、
安倍晋三首相(総裁)への露骨な批判を展開する石破茂元幹事長を牽制(けんせい)した。吉田氏は21日の党役員連絡会でも「個人攻撃ではなく政策の議論をしてほしい」と訴えた。
竹下派(平成研究会)の参院側(21人)を束ねる吉田氏は心情的には首相支持だが、政治の師である青木幹雄元参院議員会長の意向をくんで同派参院側を石破氏支持でまとめる方針だ。
ただ、森友学園問題などを念頭に首相を批判する石破氏に不満を抱いており、11日の首相との電話で「首相に対する個人攻撃じゃないか。石破氏には『反安倍を掲げて総裁選をやるなら支持できない』と言ってやるつもりだ」と語った。
吉田氏は記者会見で「しっかり時間を取って(政策の)議論をしていただくことが良い」と述べ、首相と石破氏に政策論争を優先するよう求めた。
一方、石破氏は21日のテレビ朝日番組で「批判するだけならば野党だ。これから政策についてテレビや新聞で説明していく」と述べ、政策面での違いを丁寧に説明する考えを示した。(田中一世、奥原慎平)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000590-san-pol
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