内戦下のシリアで2015年に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリストの安田純平さん(44)が9日、日本外国人特派員協会(東京都千代田区)で会見し、「ご心配をおかけした」などと改めて謝罪の言葉を述べた。
安田さんは10月25日にトルコから帰国。心身に負担があるなどとして入院していたが、11月2日に日本記者クラブで帰国後初めて会見していた。
この日の会見では、謝罪の必要性を問われたが、安田さんは「自分の行動について、いくつかのミスがあり、今後に生かすためにもおわびした」と説明した。
また、会見では、解放直後に一部報道機関に「日本政府が動いたように思われることは避けたかった」と発言した真意を問われる場面もあった。
日本政府は拘束グループへの身代金の支払いを一貫して否定しており、安田氏は「身柄の引き渡しによって、支払ったと印象づけてしまうことを避けた」などと説明。「政府への不満ではない」と付け加えた。
また、「日本が身代金を支払うと思われれば、(日本人が拘束対象になり)誰もが現場に行くのに慎重になる」とも述べた。
一方、今後の取材活動については、改めて「全くの白紙」としたが、「私自身ではできなくても誰かがやるならできる限りの協力をしたい」とも語った。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181109-00000570-san-soci
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