沖縄県の翁長雄志知事の急逝に伴う知事選は30日、投開票される。安倍政権が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が最大の争点で、政権の支援を受ける佐喜真淳前宜野湾市長(54)=自民、公明、維新、希望推薦=と、
共産、社民両党など「オール沖縄」が推す玉城デニー前衆院議員(58)の事実上の一騎打ちとなっている。結果は移設工事の進捗(しんちょく)に影響する可能性がある。
台風24号が沖縄の南を北上し、29日にかけて強い風雨が見込まれるが、県選管は予定通り30日に投開票を行う方針。
投票箱を開票所に運べなくなる恐れがあるとして、一部離島で投票を27日または28日に繰り上げた。佐喜真、玉城両陣営は29日の街頭活動を見送る方向だ。
佐喜真氏は28日、那覇市の街頭で「米軍基地の整理縮小、日米地位協定の改定を前に進める」と強調。辺野古移設には触れず、
政府と法廷闘争を繰り返した翁長県政を念頭に「対立は何もつくらない。対話が全ての始まりだ」と述べ、政府との協調を訴えた。
玉城氏も那覇市の街頭で演説。「翁長知事と辺野古の新基地建設を認めず、体を張って止めると固く誓い合った」として普天間飛行場の無条件返還を求め、「国にあらがわずに従っていれば、県民を幸せにできるというのはまやかしだ」とも主張した。
知事選には、元那覇市議で琉球料理研究家の渡口初美氏(83)、元会社員の兼島俊氏(40)も立候補している。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000122-jij-pol
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