野党各党は2日、内閣改造で麻生太郎副総理兼財務相が留任したことに一斉に反発した。
初入閣組の大量起用に関しても「閉店セール内閣」(小池晃共産党書記局長)などと批判を強めた。来年の参院選をにらみ、次期臨時国会で麻生氏や新閣僚に照準を定め、攻勢に出る構えだ。
国民民主党の玉木雄一郎代表は、麻生氏が財務省決裁文書改ざん問題で辞任しなかったことを念頭に「続投は政治が全く責任を取らないという一つの宣言だ」と記者団に語り、国会論戦で追及していく考えを示した。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に、自民党各派の待機組が数多く起用されたことに関し「古い自民党に戻り、国民の感覚からかけ離れている」と指摘。「女性活躍とあれだけ言いながら1人しか入閣していない」とも語った。
小池氏は記者会見で「見飽きた顔と見慣れない顔をかき集めたインパクトのない布陣だ」と切り捨て、社民党の又市征治党首は「反省のない、友達重視内閣だ」と断じた。
日本維新の会の片山虎之助共同代表は会見で「自民党総裁選の論功行賞や滞貨一掃の感じが拭えない」と述べた。希望の党の松沢成文代表は談話で「期待感を欠く布陣だ」と酷評した。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000094-jij-pol
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