中央省庁による障害者雇用の水増し問題で、厚生労働省は、国の行政機関に対して定期的な訪問調査を実施し、不適切な計上が行われていないか確認する制度を導入する方針を決めた。来年の通常国会で障害者雇用促進法の改正案の提出を目指す。
厚労省が設置した第三者検証委員会が22日に公表した報告書によると、昨年6月時点で、国の28行政機関で計3700人の障害者の不適切計上が行われていた。
このうち9割以上が障害者手帳など客観的に障害を確認できる資料がなく、検証委は、障害者雇用制度を所管する厚労省に対し、「雇用実態の把握」の徹底を求めていた。
民間企業では、一定規模の企業に対し、厚労省所管の独立行政法人が約3年ごとに訪問調査を行い、障害者手帳のコピーなどを確認している。法律で義務づけられた障害者の雇用割合(法定雇用率)を達成できなかった場合はペナルティーとして納付金も課される。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00050028-yom-soci
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