公共交通機関には、高齢者や体の不自由な方、妊婦さんなどの着席が優先される「優先席」が設けられています。しかし、その定義はあいまいです。
松葉杖をついて、もしくはマタニティマークをつけて優先席に行ったが、誰にも席を譲ってもらえなかった…などという話も耳にします。「酷い話だなあ」と思う人もいるかと思いますが、そもそも、この「優先」は法律的に効力があるのでしょうか?
今回は、優先席に座る若者に「席を譲ってほしい」と頼んだしげるさんの例を見てみましょう。
足腰の弱い70歳のしげるさん。大学生風の男性に「席を譲ってくれませんか」と頼んだが…
70歳のしげるさん(仮名)は、小学生の孫の運動会に招待されました。しげるさんの家から娘夫婦が住む町までは電車で一本ですが、1時間近くかかります。そのため、車内で立ちっぱなしだと厳しいのが正直なところです。足腰が弱いしげるさんにとって、座席に座れるかどうかは特に重要でした。
孫の出番が午前中にあるとのことで、しげるさんは早い時間から出かけなくてはなりませんでした。朝の9時に電車に乗ると、ピークほどではないにしても座席は埋まっており、優先席も空いていません。
仕方なく、しげるさんは吊革につかまりました。乗車してから30分ほど経った頃、しげるさんの足腰は痛み始めました。いつも以上に痛みます。
しげるさんは優先席の方に移動しました。優先席には、しげるさんくらいのご老人や妊婦さん。その中に、1人大学生風の男性がいます。見たところ、男性はヘルプマークなども付けておらず、スマホでゲームをしていました。
しげるさんは意を決して、声をかけました。「すみませんが、席を譲ってくれませんか」男性はしげるさんを見ると、きょとんとした顔で言いました。「ごめんなさい。僕も疲れているので…」
しげるさんは予想外の返事に驚きました。すると、近くに立っていた40代くらいの男性が、大学生風の男性に言いました。
「譲ってあげなよ」
大学生風の男性がむっとした顔をしたので、しげるさんは慌てて「大丈夫ですから、ありがとうございます」と言ってその場を離れました。
その後、様子を見ていた普通席の女性が席を譲ってくれましたが、しげるさんは一連の出来事でなんとも気まずい気持ちだったと言います。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180715-00010002-ffield-life
みんなのコメント
40代男性は立ってたんだろ。
ちゃんと読もうよw
70代後半なら譲る
後期高齢者なら老人だから
自分たちの年金を稼いでくれてる若者に対して何という無礼。
こんなゴミ老害共は進撃の巨人の巨人みたいに駆逐されればいいのに。