火星が31日、15年ぶりとなる地球への大接近のピークを迎える。天気がよければ、肉眼でも夜空ではっきりと確認でき、赤く輝く姿が話題を呼びそうだ。
火星は31日夜、南東の空の低い位置にあり、深夜にかけて上昇し南へ移動する。最も離れて見える時期に比べて約80倍も明るい。観測条件がよければ、小さな望遠鏡でも表面の模様を見ることができる。
8月に入ると空に昇る時間が早まり、観察しやすくなる。国立天文台の渡部潤一副台長は「明るい状況は9月ごろまで続く。夏休みの自由研究にうってつけだ」と話す。
火星は太陽の周りを687日かけて公転しており、地球との距離は刻々と変わる。火星が地球から見て太陽と反対の方角にあり、地球に追い越されるときに距離が近づく。
2年2カ月ごとに接近するが、火星は地球と違って楕円(だえん)軌道を回るため距離は毎回変わる。6千万キロを切ると大接近とされ、今回は5759万キロまで近づく。
大接近は15~17年ごとに起きる。前回の平成15年は5576万キロで、5万7千年ぶりの超大接近だった。次回は17年後で5691万キロという。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180722-00000526-san-sctch
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