安倍晋三首相の自民党総裁3選に対し、立憲民主党など主要野党は改めて首相の政治姿勢への批判を強めている。来夏の参院選に向け、まずは30日投開票の沖縄県知事選での勝利を目指し、秋の臨時国会で攻勢を強める。立憲の枝野幸男代表は20日のBS朝日の番組収録で「安倍さんとの違いは明確に示せる。参院選は安倍総裁と戦うことが確定し、戦いやすい」との認識を示した。
その後、記者団に憲政史上最長の首相在任の可能性があると指摘されると「そうなる前に政権を代えたい」と語った。社民党の又市征治党首も「本日を安倍政治の終わりの始まりにしなきゃならん、という決意を新たに野党共闘を強化したい」と述べた。
総裁選の投票結果に関しては、野党内でも石破茂元幹事長が善戦したとの見方が多い。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「自民党員や地方には安倍1強に不満があることを表した数字だ。不満の受け皿になる野党の態勢を作っていかなければならない」と述べた。
また「森友・加計問題についての首相の説明は、自民党の方にも納得できるものではなかったということだ。安倍首相がいかに『正直、公正』でないかの証左だ」と指摘した。共産党の志位和夫委員長は記者会見で、
首相が国会議員票では石破氏を圧倒したことを挙げ「自民党の国会議員が国民の意識と相当離れたところにある」と批判し、「沖縄県知事選で勝利し、安倍政権に厳しい痛打を与える」と強調した。
一方、安倍政権に近い日本維新の会の片山虎之助共同代表は記者会見で「自民党が先頭に立って改憲議論を展開し、発議案をまとめることを期待したい」と述べ、議論の進展に期待感を示した。【遠藤修平、立野将弘】
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000102-mai-pol
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